幸せな死に方って難しい…「病室で念仏を唱えないでください」第5話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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前回のラストで義理の娘に性的虐待をし、子宮外妊娠で死なせたサイテーな父親をぶん殴った松本(伊藤英明)




当然、出勤停止となったわけですが…




TBS  金曜22時
「病室で念仏を唱えないでください」第5話

主演…伊藤英明
脚本…吉澤智子
演出…平野俊一



あのサイテーな父親がその後、どんな制裁を受けるのか、ちょっと気にはなりましたが、




描かれたのは、僧侶として反省の日々を送る松本の姿で、




住職(団次朗)の「(正義の)鉄槌で誰かを救えたのか?」って言葉は、特にずしりと響いたようでした。




頑張ったのではなく、我を張っただけというのも手厳しい言葉でした。




このドラマ、せっかく主人公が僧侶なんですから、こういう仏の教え的なものが、もっとあっても良いですよね。




今回は、人は笑って死ねたら幸せだよね…ってテーマでした。
このテーマもこのドラマならではで良かったと思います。




住職の知人(品川徹)は自宅で大勢の親族に囲まれなから、



みんなから笑い声も出る明るい雰囲気の中で、笑みを浮かべての大往生でした。




今どき珍しい、幸せな亡くなり方ですよね。
私めは祖父母も母も病院で亡くなり、家族の死を看取ったことはいまだありません。




自宅で亡くなることが難しい時代ですよね。
改めてそれを痛感しました。




また、印象的だったのは松本が自分の院内での法話に誘っていた末期がん患者の有賀(千葉哲也)が亡くなる前に、松本がサイテー父親をぶん殴った話を聞いて珍しく笑った…というエピソード。




末期がんでやさぐれていた有賀が笑顔を見せて亡くなっていったというのは、救われる話でした。




こういう死生観に関することを描けたら、もっと深いドラマになると思います。




今回の評価は…