番組を作る中でいろんなトラブルはつきもので、そういう事態が起きると、逆に刺激になって奮起するものなんです。悲しいサガと言いましょうか…
テレビ朝日 木曜21時
「ケイジとケンジ～所轄と地検の24時～」第7話
主演…桐谷健太、東出昌大
脚本…福田靖
演出…本橋圭太
…で、このドラマ、主演の東出昌大があんなスキャンダルを起こしたために、何らかの軌道修正を強いられることになったわけです。
…で、極力、東出昌大の存在感を薄める努力を脚本の段階からし始め、今回などは暴行事件の3人の容疑者の内、決定的なダメージを与えた主犯は誰なのかを、
刑事と検事がそれぞれペアを組んだ3組で取調べをし、捜査するという団体戦になりました。
多くの案件を抱えて多忙なはずの検事が、この程度の事件に3人も投入されるわけはないんですが、そこは目をつむって、
レギュラーの脇役陣がしどころを与えられイキイキと演じていて、キャラ立ちした群像劇として楽しめるものになりました。
特に今回は豪太(桐谷健太)と組んだ持丸検事(峯村リエ)や、目黒(磯村勇斗)と組んだ日下検事(渋谷謙人)は、取調べっぷりもキャラ立ちしていて楽しめました。
飲み屋の店員の女の子が、将棋が上達し、支部長(柳葉敏郎)も署長(風間杜夫)もまとめて破るラストまで、東出昌大のことを気にせず楽しめました。
キャストもスタッフも一丸となってのチームプレー、東出昌大のスキャンダルあればこその、皮肉な副産物となったようです。
今回の評価は…