単なる入れ替わりものになどするわけもなく、ちゃんとこのドラマらしく人間の深いところを描いてくれました。
テレビ東京 金曜24時12分
「コタキ兄弟と四苦八苦」第8話
主演…古舘寛治、滝藤賢一
脚本…野木亜紀子
演出…山下敦弘
前回、全く登場しなかったさっちゃん(芳根京子)が今回は一転、たっぷりと描かれた回でした。
ホントは腹黒なのでは?とか、喫茶店を自分のものにしようとしているのでは?とかいろいろ謎のあるさっちゃんでしたが、
今回で意外というか衝撃的なところまで明らかになりましたね。
幼い頃にコタキ兄弟と実は会っていた…というオチは、なんだか不思議な気持ちになりました。因縁が深かったんですね。
…で、今回の見どころである入れ替わりですが、まずコタキ兄弟が入れ替わってケンカするだけでも、古舘も滝藤も相手のクセをよく真似てて面白かったのに、
そこにさっちゃんまでが加わり、三人がぐちゃぐちゃに入れ替わるカオスな状態に。
悪い三河屋を追い込んでの身体は一路(古舘寛治)のさっちゃんと、身体は二路(滝藤賢一)のさっちゃんの違いも笑えましたね。
一路は四十肩で、二路は逃げちゃうって…(笑)
今回のサブタイトルは「五蘊盛苦」
心と身体が思い通りにならない苦しみだそうです。
しかし、さっちゃんの同棲相手がまさか女性とは…。
う~ん、深い。
野木亜紀子の脚本は、ホントにドキッとさせられます。
今回の評価は…