2020年冬ドラマアカデミー賞 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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冬ドラマも全作品最終回を迎えましたので、毎クール終了後に私めが最終回まで見た作品から選ぶドラマアカデミー賞を発表していきます。




冬ドラマ、最終回まで見た作品は以下の作品です。

「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」
「病院の治しかた~ドクター有原の挑戦~」
「恋はつづくよどこまでも」
「知らなくていいコト」
「ケイジとケンジ~所轄と地検の24時~」
「アライブ~がん専門医のカルテ~」
「病室で念仏を唱えないでください」
「コタキ兄弟と四苦八苦」
「トップナイフ~天才脳外科医の条件~」
「伝説のお母さん」
「テセウスの船」


以上11本です。
この中から選ぶ各賞は…


最優秀新人賞
最優秀主題歌賞
最優秀脚本賞
最優秀演出賞
最優秀助演女優賞
最優秀助演男優賞
最優秀主演女優賞
最優秀主演男優賞
最優秀作品賞



…と、9部門です。




まずは、最優秀新人賞…



強烈なインパクトを残して受賞したのは…




「テセウスの船」
柴崎楓雅




2年前くらいからドラマに子役で出ていたようですが、今回、みきお少年を悪魔的に演じて、またスゴい子が出てきたなと目をみはりました。



鈴役の白鳥玉季(「凪のお暇」で吉田羊の娘を演じてた)や、慎吾役の番家天嵩も良かったですが、少年の残酷さをここまで演じた子はあまり記憶にありません。末恐ろしいです。





続いて、最優秀主題歌賞…





「コタキ兄弟と四苦八苦」主題歌

「ちょうどいい幸せ」byスターダスト・レビュー



オープニングテーマもユニークで良かったですが、エンディングに流れるこの曲が何とも良かったですね。
スターダスト・レビューの根本要のけだるく切ない歌声が、このドラマの世界観とどんびしゃでした。ナイスチョイスです。





続いて最優秀脚本賞…




これは迷うことなく…




「コタキ兄弟と四苦八苦」
野木亜紀子




1話完結でありながら連続性もしっかりあり、それが各話のエピソードを邪魔しない。
これがうまくいってない作品が多い中、このドラマは見事にクリアしていました。





連ドラで大事なのは、主要キャラクターたち応援したくなるかどうかで、このドラマでは古滝兄弟もさっちゃんも愛すべきキャラクターになっていました。




春ドラマでも野木亜紀子は「MIU404」を書きますが、さてどんな作品になるでしょう。





続いて最優秀演出賞…





「コタキ兄弟と四苦八苦」
山下敦弘




最近の連ドラでは、全話を一人の脚本家で書くのも珍しいことですが…。
、演出を一人のディレクターが全話やるというのも、珍しいことです。



今クールではこれしかありませんでした。
一人の演出が全話担当すると、ドラマの中のキャラクターたちも一貫して描かれ、良いことなのですが、それを可能にするには脚本が早めに書き上げられてないとできません、




このドラマは脚本と演出の連携が非常にうまくいってました。




脚本の野木亜紀子は、あの手この手とさまざな手法で毎回違う趣向で書いてましたが、演出の山下敦弘はどの回も見事に料理しでみせました。