ノミネートしたのは以下の5人。
木村佳乃
「アライブ~がん専門医のカルテ~」
松下奈緒とほぼW主演と言えるほどで、絶妙なコンビネーションてした。
医師でありながら、自らもがんサバイバーという難役をこの人らしく力まずに演じてました。
高畑淳子
「アライブ~がん専門医のカルテ~」
初回から終盤まで出続けていたがん患者の民代さん役。
がんといかに向き合うかという中で、抗がん剤治療を拒み、あくまで自分らしく明るく綺麗に生ききろうとする姿は感動的でした。
とかく演じすぎて鼻をつきがちな演技上手の高畑淳子が、さらりと演じていてリアルでした。
芳根京子
「コタキ兄弟と四苦八苦」
クセの強い古舘寛治と滝藤賢一を向こうに回して、一歩も引かずにさっちゃんというキャラを強く打ち出したのはあっぱれでした。
もしかして悪賢いブラックキャラ?と思わせたり、実はレズビアンという悩みを抱えていたり、
複雑なキャラ設定ながら、のびのびと演じて愛すべき魅力的なキャラに昇華していました。
大地真央
「伝説のお母さん」
記事にも書きましたが、よく大地真央がこんな作品でこんな役をやってくれたな、という度量の大きさに感服。
大地真央が出てくれたことでこのドラマの格が上がりました。
麻生祐未
「テセウスの船」
過去に登場した時はそれほどではありませんでしたが、現代に戻ってからの老婆姿の怪演は、ゾッとする怖さで、
中だるみしそうな作品の良いカンフル剤になりました。
以上、5人の中から2020冬ドラマアカデミー賞、最優秀助演女優賞に輝いたのは…
芳根京子
「コタキ兄弟と四苦八苦」
マドンナ的な役割だけでなく、連ドラの中でさまざまな役割を求められ、それらをすんなりとこなしてみせました。
この女優さんの力量は相当なものです。
今後も目が離せませんね。