ラーメン業界のカリスマと駆けだし…「行列の女神」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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この枠のドラマはやはりハズレが少なく、安定感が抜群ですね。
ドラマBiz枠はビジネスをからめてさまざまな業界を描いてきましたが、今回はラーメン業界です。




テレビ東京  月曜22時
「行列の女神~らーめん才遊記~」第1話

主演…鈴木京香
脚本…古家和尚
演出…星護




期待通り、いやそれ以上かもしれません。
これは最終回まで見続ける価値がありそうです。どこまで撮影はできてるんでしょうか?




主人公の芹沢(鈴木京香)はかつて行列のできるラーメン店の店主であり、チェーン展開し、今ではフードコンサルティングもしているラーメン業界のカリスマ的な存在。




原作の漫画では男性だそうですが、鈴木京香が「グランメゾン東京」でのフレンチシェフに次いでの料理人役。




この芹沢は、単なる親切心など人情だけで流されてるわけでなく、ちゃんとビジネスライクに考えてやっているという部分もあって、清濁あわせのむシビアさが魅力的でした。




初回は冴えない昔ながらの町の中華料理屋。
ゴチャゴチャメニューの多いその店の中で、まあまあ美味しいもやしそばを際立たせて、味はそのままにもやしの盛りだけ多くして、あとはラーメンと餃子だけにして、店頭でもそれをアピールしたらたちまち行列店に。



ちょっとできすぎな話でしたが、案外そんなことで違ってくるのかも?と思える展開でした。




脚本と演出のテンポの良さ、レギュラー陣、ゲストの泉谷しげるらが、キャラを忠実に演じていて、見ていてイヤな引っ掛かりのないドラマでした。




芹沢が自分の昔を見ているようだと、番頭的な河上(杉本哲太)に言われて気づく汐見(黒島結菜)。





この子のキャラも魅力的です。
駆けだしだからこその熱心さ、無鉄砲さ。
「アシガール」の黒島結菜も良かったですが、この役もはまり役です。




今後、どんなラーメン店の窮状を芹沢と汐見が救っていくのか?
飲食店が苦境にある今だからこそ、なおさら思いいれを持って見られそうなドラマです。




今回の評価は…