お父さんも大変です…「70才、初めて産みます」第2話、第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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第2話の記事を書きそびれてましたので、第3話とまとめて書きます。



このドラマ、奇抜な設定ですが、主演二人の好演で自然と応援したい気持ちにさせてくれます。




NHK  BSプレミアム  日曜22時
「70才、初めて産みます セブンティウイザン」第2、3話

主演…竹下景子、小日向文世
脚本…本調有香
演出…渡辺一貴



第2話が特に良かったですね。
妻が70才を目前に妊娠し、戸惑いながらも、自分も産まれてくる子のパパにならないといけないと自覚するに至るまでが描かれました。




その最たるものがタバコ。愛煙家の朝一(小日向文世)は頑なにやめてこなかったのですが、子育てには自分も健康で体力が無いといけないと痛感し、改心するのです。




そのきっかけとなるかつての上司との再会が、心にしみる良いシーンでした。
会社をリタイアしてから働き口が無く、病院の掃除夫になっているその上司が、朝一が初めてパパになることを知り、青春じゃないか、未来があって良いことだと励ましてくれるのです。



病院の産科病棟にも連れて行ってくれ、赤ちゃんと親たちの笑顔を見せてくれます。




60代になって未経験のことに挑むなんて、なかなかありませんからね。




上司が長生きしろと、まるで自分の分まで希望を託す感じがほろ苦く切なくもありました。




一方、第3話は夕子(竹下景子)が若い頃好きだったのに別れてしまった男(宇崎竜童)と再会、大学生に憧れ付き合ったのに、実はニセ学生だったと今になって分かり、




なぜ、朝一と結婚することになったかも振り返りました。
朝一らしいプロポーズで、若き日の朝一を演じたのは小日向文世の息子さんだったみたいですね。道理で雰囲気が似てました。





朝一と夕子が歩んできた日々が感じられ、ようやく子宝を授かった喜びがまたひとしおとなりました。



ラストに流れる「いのちの歌」の中の「この星の片隅で巡り会えた奇跡は  どんな宝石よりもたいせつな宝物」という歌詞が、とりわけ心に響く回でした。



第2話、3話ともに評価は…