「ドクターX」がなぜあれほどの高視聴率ドラマになったか、その原型がこちらにあるのがよくわかりますね、今見ると。
このドラマで成功して自信を得た脚本の中園ミホが、5年後に主人公を派遣のスーパーOLから、フリーランスのスゴ腕の医師に置き換えて、描いたのが「ドクターX」だったんでしょうね。
オマエじゃない「大前」ってヒロインの苗字帯刀は、デーモン(悪魔)じゃない「大門」に。
契約以外のことはやらず、勤務時間もきっちり守る姿勢は大前は大門とそっくり。
「それが何か?」という決めゼリフは大門ては「私、失敗しないので」や「いたしません」に。
ヒロインのキャラの際立たせ方と、それを取り巻くキャラの配置もよくできてますね。
大前の母親がわりのママさん役で白川由美さんが出てますが、懐かしいですね。
淡々とした独特の演技をする女優さんで、私めは好きでした。
部長役の松方弘樹さんも亡くなってしまったし、ちょっと寂しくなりますね。