久しぶりに大野智のドラマを見た…「鍵のかかった部屋 特別編」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

「SUITS/スーツ 2」の放送が中断し、「コンフィデンスマンJP」が放送されましたが、あまり評価してなかった作品だったので、他にやるものあるだろうに…とボヤいていたら、




なぜか、「コンフィデンスマンJP」は続かず、今週から「鍵のかかった部屋」が始まりました。
お~、だったら見るよ!と私め飛びついた次第です。



フジテレビ  月曜21時
「鍵のかかった部屋」第1話

主演…大野智
脚本…相沢友子
演出…松山博昭




このドラマが放送されたのは8年前の2012年の春クール。
詳しくはその時の記事を読んでいただければと思います。




8年前に見た時の感想と、今回改めて見ての感想は大きくは変わりありません。




まず、何よりこのドラマの魅力は、大野智演じる主人公榎本径が独特のキャラで、警備会社の防犯のプロというユニークな立ち位置であることです。




膨大な知識を持ち、まさにオタク的に防犯に関しては知らぬこと無し。どんな密室犯罪も防犯面から解き明かしてしまいます。




しかし、そこはオタクなので、その先のことには全く興味無し。犯人が逮捕されようが、されなかろうが、知ったことではないのです。




そのあたりのオタク的な変人ぶりを、大野智が淡々と無表情に演じていて、怪しげな雰囲気をまとっているのが絶妙です。




大野智は2008年に「魔王」、09年に「歌のおにいさん」、10年に「怪物くん」、12年にこれ、14年に「死神くん」、16年に「世界一難しい恋」と連ドラ主演をしてきました。





どれも彼ならではの独特の役どころで、「怪物くん」で高い評価をした私めは、また違った面を見せたこのドラマでの大野智に、彼の持つポテンシャルの高さを知らされることになりました。




思えば、もう4年、大野智の連ドラを見ていないんですね。惜しいことです。




あと、このドラマの面白さは、大野智の榎本と、佐藤浩市演じる弁護士芹沢、戸田恵梨香演じるその部下青砥の三人が織り成すアンサンブルの良さですよね。




芹沢は企業法務が専門で刑事には興味無し、関わるだけ時間のムダというスタンスなのがユニークで、ドラマで刑事や探偵が犯罪の種明かしをもったいぶるのは大嫌い!




今回でも榎本が焦らすと、「ほら、出た!」とツッコミを入れ、コミカルな一面を見せ、佐藤浩市が新境地の軽やかさを見せた好演でした。




そして、戸田恵梨香がまだ新米弁護士ゆえのダメっぷりが可愛く、彼女の当り役の「ライアーゲーム」と同じチーフ演出だけに、その良さが引き出されてます。




これはまた楽しみが増えました。