思い出の連ドラ回顧シリーズ…「チャンス!」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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ある程度、年齢を重ねられた方でないとお分かりいただけないドラマを選ぶのも良くないかなと、あまり古すぎる…少なくとも昭和のドラマは取り上げないように実はしております。





90年代より後ぐらいの作品にしていますが、そういう意味で、このドラマも取り上げている範囲内では最も懐かしい部類の作品です。




DVD化もされてなくて、もう一度見たいんですけどね。大好きだった作品なんです。




1993年 春ドラマ
フジテレビ  水曜21時
「チャンス!」

主演…三上博史
共演…西田ひかる、武田真治、東幹久、森本レオ、鶴見辰吾

脚本…北川悦吏子、岡田惠和、田辺満、沢村一幸
演出…小椋久雄、鈴木雅之、木下高男
主題歌…久保田利伸「夢 With You」





三上博史主演のドラマを1つあげろと言われたら、




トレンディードラマ全盛の頃の「君が嘘をついた」(88)や「世界で一番君が好き」(90)をあげる人もいれば、




三重人格者を怪演した「あなただけ見えない」(92)をあげる人、




はたまた野島伸司脚本の「この世の果て」(94)や「リップスティック」(99)をあげる人もおられるでしょう。




私めは迷うことなく、この作品をあげます。
愛すべきキャラを実に魅力的に演じていました。




三上博史が演じた本城裕二は人気絶頂の時に突然渡米し充電して帰ってきたら、もう以前のような扱いはしてもらえず、




プライドばかりは高いのでトラブルばかり起こして、どんどん落ちめになってしまう…




西田ひかる演じる頑張り屋さんのマネージャー葵に支えられ、歌手としての復活をめざす姿が描かれました。




本城は「小さくまとまるなよ」が口癖ですが、
葵が取ってくるのは小さい仕事ばかりで、ふてくされながらゴキブリの着ぐるみを着たりするのが絶妙に可笑しかったです。




ひねくれ者なのに、音楽には真摯だったりして、ほっとけない感じが三上博史ならではでした。




あと、このドラマと言えば忘れがたいのが、本城の元マネージャーで、今は本城の後輩で居ない間に売れっ子になった日向(東幹久)のマネージャーになってる松田を演じた武田真治。





変なおかっぱ頭に大きな眼鏡、メイクばっちりの顔で本城や葵にイヤミを言ったり、小憎らしい態度を取るヒール役を、実に小気味良く怪演していました。
スゴいな!武田真治と目をみはったものです。





三上博史と年齢を重ねてまた良くなってきたように、クセの強い役者は年齢を重ねてからがまた良くなるので、




これから武田真治がどういう役を演じてくれるか楽しみです。





あと、この頃の連ドラは主題歌に名曲が多くて、このドラマの久保田利伸の「夢 With You」も良い曲でした。