篠原涼子一代の当り役…「ハケンの品格2007特別編」第6夜 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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いよいよ、次回が前作の最終回。
そのあとどうするか気にはなりますが、





今回は今更ながらですが、このドラマの大前春子という役は篠原涼子にとって、いかに大切な役だったかを語っておきたいと思います。






さまざまな連ドラに出演していながら、ヒロイン止まりでなかなか主演女優になれなかった篠原涼子が初めて連ドラ主演したのが、




2004年春に「ハケンの品格」と同じ枠で放送した「光とともに」。ここで、自閉症の息子を抱えた母親を好演した篠原涼子は、演技力を買われ、




翌年春には同じ枠でまた、「anego」に主演。
この時の脚本が「ハケンの品格」と同じ中園ミホです。




自然体の演技で30代のキャリアウーマンを演じ同性から共感された篠原涼子は、




翌2006年冬にフジテレビで「アンフェア」を主演したのち、また07年冬に三たび同じ水曜22時で、「anego」と同じ中園ミホ脚本で、「ハケンの品格」に主演。





勢いにのった中でまさに集大成的に彼女が演じるたのが、この大前春子だったのです。






脚本ばかりか、スタッフも皆、「anego」と同じメンバーで、気心の知れたスタッフの中で、篠原涼子の篠原涼子らしさが余すなく発揮されたのがこの作品だったのです。




そうして見ると、このドラマに彼女自身も愛着があり、13年を経てまたやろうと思ったのも頷けますし、ぜひ自粛あけに見たいと思います。




ただ、あの時の篠原涼子の勢いはもはやありませんから、年を重ねてまた別の大前春子を見せてもらいたいと思います。