松本潤がひと皮むけた当り役…「99.9 刑事専門弁護士 特別編」第1夜 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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前週まで放送された「ノーサイドゲーム」は主役の大泉洋がナレーションをつけ直すというひと手間を足しての再放送でしたが、




今週始まった「99.9」の特別編は主役の松本潤と、香川照之、榮倉奈々が副音声でコメンタリーをつけるというおまけつきでした。





TBS  日曜21時
「99.9~刑事専門弁護士~ 特別編」第1夜

主演…松本潤
脚本…宇田学
演出…木村ひさし



おまけとか特典に弱い私めは、せっかくなので副音声を楽しみながら見ました。




しゃべり手がヘタだとコメンタリーって聞けたものじゃありませんが、この3人のしゃべりは息が合ってて聞きやすく、面白い裏話がいろいろ聞けました。




特に興味深かったのは松本潤が初回からいかに深山というクセの強いキャラの役作りをしたかでした。




演出家は何を求め、松本潤はそれにどう応えて、更に足していったか、初回から早くもつかんで、耳に手を当て話を聞いたり、ニヤニヤしながら椅子を左右に揺らしたりしたのが分かり面白かったです。




このドラマについては、過去の記事をお読みいただければと思いますが、




深山という役は、長らく「花より男子」の道明寺があまりにハマり役すぎて、なかなかそのイメージを脱却できずにいた松本潤が、ようやくひと皮むけて成功した当り役でした。




役者にとってそういう役に巡り会えるのはある意味、運命ですね。
運の無い人にはそんなチャンスは訪れないようです。



深山に翻弄され、プンプン怒る香川照之と榮倉奈々も良かったです。




「鍵のかかった部屋」の大野、佐藤、戸田トリオに匹敵する、名トリオでしたね。




このドラマのチーフ演出はこだわりが強くて、かつ趣味性の押しつけが激しく、回を重ねるにつれプロレス推しが鼻についてくるのですが、そこに目をつむればよくできた作品です。




次回もコメンタリーあるんでしょうか?
楽しみです。