思い出の連ドラ回顧シリーズ…「医龍」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今週は私めにとって忘れがたい医療ドラマを紹介しています、
今夜はこちらの作品。




2006年  春ドラマ
フジテレビ  木曜22時
「医龍~Team Medical Dragon~」第1シリーズ

主演…坂口憲二
共演…稲森いずみ、小池徹平、水川あさみ、阿部サダヲ、佐々木蔵之介、北村一輝、岸部一徳、夏木マリ

脚本…林宏司
演出…水田成英、久保田哲史
主題歌…AI「Believe」




とにかく、このドラマの手術シーンのカッコ良さはピカイチでしたね。スタイリッシュな映像と、高揚させる音楽、熱のこもったチームプレーを見せる「チームドラゴン」メンバーの演技。





医療ドラマ好きの私めが見てきた中でも、ある種劇画チックなカッコ良さで、これにかなうドラマは無かったように思います。




主人公は至って寡黙な天才。坂口憲二にあまりセリフを言わせず、その野性的な風貌と迫力で押しきらせたのは、「コード・ブルー」の山下智久、「救命病棟24時」の江口洋介と並んで、フジテレビ医療ドラマの得意パターンでした。




皆、なぜか寡黙なんですよね。
しゃべらせない方が良いからって判断からかは分かりませんが…




坂口憲二演じる主人公の朝田が、なぜか屋上で半裸で手術のシミュレーションをしている姿は、インパクトがありましたね。




主人公を取り巻くチームドラゴンのメンバーもそれぞれ個性的で、群像劇としてもよくできていました。
中でも私めのお気にいりキャラは阿部サダヲが演じた麻酔医の荒瀬。




パッと人を見るなり体重を言い当てたり、数を数えながら麻酔にかけ、「はい、落ちた」と言ったり、かなりクセの強いキャラを魅力的に演じて、このシリーズに欠かせない存在でした。




あと、私めが好きだったのは、朝田たちに常に敵対し足を引っ張ろうとする岸部一徳が演じた野口教授。




悪役ながらどこか憎めない愛すべきキャラにしたのは岸部一徳の怪しげな演技あればこそでした。




小池徹平はこのドラマの伊集院という役で役者として成長しましたね。
どんどん力をつけていきました。




第4シリーズまでありましたが、やはり第1シリーズが最も良かったように思います。




坂口憲二が残念ながら難病になり、一昨年に芸能界から離れてしまい、2014の第4シリーズが最後でした。




もっと続けてほしいシリーズでしたね。
残念です。
いつか復帰してくれたら良いのですが…