このドラマらしい風刺のきいた最終回…「家政夫のミタゾノ」 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は今どきのSNSによる匿名の誹謗中傷を痛烈に皮肉っていて、ビリッと風刺のきいた最終回でした。




テレビ朝日  金曜23時15分
「家政夫のミタゾノ」最終回

主演…松岡昌宏
脚本…おかざきさとこ
演出…片山修




この第4シリーズは、アクの強いゲストを毎回出して成功してきましたが、最終回は杉田かおるでした。




杉田かおるが演じたのは新聞記者の妻で、ネットで入手した情報をネタにSNSでスキャンダルを暴き「ジャスティスママ」というアカウント名で恐れられる主婦の役。





ミタゾノ(松岡昌宏)や舞(飯豊まりえ)はじめ、家政婦紹介所全員の秘密を調べあげていて、ミタゾノに何でも言うことを聞かせるスゴ腕ぶり。





娘がパパ活している疑惑が浮上して、アタフタし始めるんですが、実はその娘が一番しっかりと取材して事実を記名記事で、学校の新聞に書いていた…というオチて、




ジャスティスママは、いろいろ暴いたつもりでもそれはいい加減な情報で、市長の隠し子として顔写真を載せた青年は、同姓同名の別人と分かったり、




やり手の新聞記者ぶっていた夫は、実は副市長と賭け将棋をやってネタを入手しているのがバレたり…
(これは黒川検事長の賭け麻雀のパロディ?)




SNSによる誹謗中傷の昨今の酷さ、ネット情報のいい加減さ、そんな今ありがちなことを巧みに話に取り込んでいました。




舞がバツ2なのは驚きでしたが、ミタゾノの秘密の写真は大したことなかったですね。
怯えるふりだったんですね。




今シリーズも松岡昌宏演じるミタゾノは安定の役作り。
第5シリーズもありそうです。





今回の評価は…