恩人に何もできなかった伊吹…「MIU404」第8話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は、志摩(星野源)のかつての相棒(村上虹郎)が死んだ理由が解き明かされた第6話と合せ鏡のような内容の回でした。




今度は伊吹(綾野剛)が、大切な恩人、蒲郡(小日向文世)が犯罪者になってしまうのを止めることができなかった自分を悔い、責め、苦しむことになる…という痛切な話でした。




TBS  金曜22時
「MIU404」第8話

主演…綾野剛、星野源
脚本…野木亜紀子
演出…竹村謙太郎




人は人にどこまで何ができるのか?
それはとても難しい問題ですね。




伊吹が機捜に配属され忙しくしている間に、蒲郡は出所者の逆恨みで、妻をひき殺され、




その復讐で、男を連続殺人に真似て殺していたのです。




妻を亡くし一人になった蒲郡と、盗聴され桔梗(麻生久美子)のところに居づらくなった羽野(黒川智花)と三人で一緒に住もうと思っていた伊吹にとって、蒲郡の告白は何とも辛かったでしょうね。




穏やかな表情で淡々と自らが犯した罪を語る小日向文世の演技は凄まじいものでした。




退職してようやく、妻と安らかな日々を送ろうとしていたのに、それを打ち砕かれた無念さが凶行に至らしめたんでしょうね。




志摩を通じて、伊吹に何もできることはなかったと伝えさせたのが、ずしりと重かったです。




第6話で傷心の志摩を伊吹が励まし支えたように、今回は志摩が伊吹に寄り添い支えました。




二人の絆は更に深まりましたね。




今回は「アンナチュラル」に出ていた松重豊や飯尾和樹が、そのままの役で登場しました。
井浦新が演じていた中堂もセリフの中に出てきました。




そう言えば中堂は、復讐をせずに済んだのでしたね。




今回の評価は…