役者の演技に救われてはいるが…「アンサング・シンデレラ」第9話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回はゲスト患者、陽菜役の徳永えりと、末期がんが判明した瀬野役の田中圭の演技がそれぞれ卓越していて見ごたえはありましたが、




内容はちょっと気になるところが多く、素直に感動とは行きませんでした。




フジテレビ  木曜22時
「アンサング・シンデレラ~病院薬剤師の処方箋~」第9話

主演…石原さとみ
脚本…黒岩勉
演出…相沢秀幸




まず、前回ラストに派手に吐血して倒れた瀬野ですが、母や祖母も癌で亡くなっているらしく、遺伝でもあるらしい複数がんの末期と診断されました。




医師の不養生という言葉はありますが、遺伝なら気をつけてマメにがん検診とかしていそうなのに、いきなり末期になっているというのは、ちょっと不自然に感じました。




瀬野は救急担当薬剤師で多忙なので、仕事優先だったからというのはあるんでしょうが…。




余命を知ってから、揺らぐ心を田中圭がデリケートに演じてみせ、前向きに生きていこうとする姿には心打たれるものがありました。




一方、育児ノイローゼから坑不安剤を過剰に服用してしまう陽菜。
複数の病院から不正入手したり、調剤室に乱入して葵(石原さとみ)にナイフを突きつけたり、





行きすぎた行動を鬼気迫る迫力で徳永えりが熱演するので、いささか引きました。




ここまでされると同情もできないなと、冷ややかな目で見てしまうので、ラストに良い方向に進んでも、ホントに大丈夫なのかと疑いたくもなってしまい感動はできませんでした。




徳永えりに罪はないんですがね。
力量のある女優さんです。




今回の評価は…