池脇千鶴の昼と夜の顔の演じ分け…「その女、ジルバ」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマ、記事を書くか迷っていた作品ですが、初回を見て、後を引くクセの強さに魅せられました。





フジテレビ  土曜23時40分
「その女、ジルバ」第1話

主演…池脇千鶴
脚本…吉田紀子
演出…村上牧人



化粧っけもなくくたびれた表情のヒロイン、新た(池脇千鶴)を見た時には、





池脇千鶴、ちょっと見ない間に随分老けたな~と驚きましたが、わざとそんな風に演じているのだと後で分かりました。





童顔の人なので、デパートのアパレル販売から物流倉庫に左遷された40歳のベテラン社員を演じるのに、それっぽく見せる努力が必要だったのでしょう。




新が最年少のギャル扱いになる高齢熟女だらけのクラブでホステスとして働くようになり、夜は輝くように若々しくなる対比が見事でした。




池脇千鶴は、イマイチ評価が低いのがとても残念な演技派女優です。
彼女の演技がたっぷり見られて喜ばしいです。




人生は後ろ向きにくさって生きたら老け込むけど、前向きに楽しんだら生き生きと若返る…




それを体現しているくじらママ(草笛光子)や、先輩ホステスたち(中田喜子、草村礼子、久本雅美 )の闊達な笑顔に魅せられました。





コロナ禍だからこそ、こんなオアシスがあった時は良かったよな~と思えて、ある意味ファンタジックですらありました。




熟女たちがさらりと語る人生の達意も、心に響きそうです。





今回の評価は…