あの頃、今みたいにクラスにグループLINEがあったら自分はどうしていただろうか?と。
みんなで何かをやるってイベントごとはお祭り好きなので、率先してやる方でしたが、
なんでこんなどうでもいいことをみんなで共有しなきゃならないのか?そんな違和感はあったかもしれません。
NHK 土曜23時30分
「ここは今から倫理です。」第7話
主演…山田裕貴
脚本…高羽彩
演出…小野見知
みんなと群れたくなくて、教室でも一人ぽつんといる感じの南(中田青渚)。
体育祭に向けてクラス一丸になって頑張ろう!ってことになりグループLINEができることに。
当然みんな入らないとまずいわけで、南もイヤイヤながら入ります。
南は逢沢(茅島みずき)はみんなに従うタイプと思っていましたが、男子からチアガールのコスプレを頼まれたら、君たちもやるならとちゃんと拒んでいて逢沢を見直し共感します。
倫理の授業では、資本主義と社会主義の違いについてをやっていて、南は自分を「ひとり主義」だと思います。
高柳から「個人主義」というものを聞いた逢沢はグループLINEはウザいという個人主義を貫くためにグループLINEを退会します。
すると、たちまちクラスメートの逢沢を見る目が変わり、逢沢のいなくなったグループLINEでは誹謗中傷が飛び交います。
退会する勇気がなかった南の思いは複雑です。
彼女たちから話を聞いた高柳は、個人主義か全体主義かの授業を最後にするようです。
資本主義にも社会主義にも功罪があって、どちらが正しいとも理想とも言い切れません。
同じように個人主義と全体主義もどちらが良いかは決められない難しい問題です。
番組のラストで視聴者へのメッセージで山田裕貴自身が言っていた、個人が自分らしさを全体の中で発揮できるのが良いというのに私めも賛成です。
最終回、どんな授業になるんでしょうか?
楽しみです。
今回の評価は…