なんだかふわっと終わったのは、続編を作る気なのか?と勘ぐらざるをえませんでした。
テレビ東京 月曜22時
「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」最終回
主演…香取慎吾
脚本…小峯裕之
演出…湯浅弘章
倉木は自分が利用されたえん罪で、警察幹部が行った不正を暴くのが目的のようでした。
警視庁のサイバーを扱う会社にいて、以前倉木が救ってあげた男が協力者のようでしたが、
そんなにあれこれ警察内部の情報や資料って外部からハッキングってできるんですかね?
これまでのアノニマスの暗躍ぶりとは結び付かない感じはしましたね。
倉木はネット民の力を使って不正をあらわにし、叩かせますが、それで城ヶ崎(高橋克実)は自殺に追い込まれます。
万丞(香取慎吾)は城ヶ崎の遺族に会い、城ヶ崎も誰かの指示で動いていたようだと察します。
犯人にさせられた男は国家公安委員長(桜木健一)の不正を暴こうとしていたライターで、それを阻止するために犯人にでっちあげさせたのでした。
万丞は倉木はそこまで調べずに、ネットの力で罪を裁かせ、城ヶ崎を死に追い込んだとなじってましたが、倉木はどこまで分かってくれたんですかね。
このドラマはSNSの匿名性がもたらす、正義のふりした悪意をいろんなエピソードで描いてくれました。
年々、ひどくなっている「指殺人」について考えさせてくれたのは意義があったと思います。
香取慎吾がこうした役を演じるのは、私めとしては賛成しかねますが、もう「慎吾ちゃん」ではない渋みと落ち着きはしっかり見せてくれて、新たな一歩になったと思います。
今回の評価は…