2021冬ドラマアカデミー賞…最優秀主演男優賞 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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続いては冬ドラマアカデミー賞最優秀主演男優賞の発表です。




最終回まで記事を書いた男優主演作品は6本。


「アノニマス」
香取慎吾

「青のSP」
藤原竜也

「知ってるワイフ」
大倉忠義

「俺の家の話」
長瀬智也

「書けないッ!?」
生田斗真

「ここは今から倫理です。」
山田裕貴



まずはそれぞれの寸評から。




香取慎吾
「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」


渋い中年になった香取慎吾の新たな出発点といった作品でしたね。これからはこういう役柄を演じていきたいんですかね。



次は人情味のあるホームドラマとかも見たい気がしました。




藤原竜也
「青のSP~学校内警察・島田隆平~」



問題起こしたら生徒も平気で逮捕する学校内警察というぶっ飛んだ設定を、シレっと演じられるのは藤原竜也の度量というか、強みですね。




ズバズバもの申すシーンはなかなか痛快でしたから、そこをもっと活かすドラマだったら良かったのに…と残念です。





大倉忠義
「知ってるワイフ」




脱アイドルというか、女性を悪い方へ変容させてしまうさえない男を演じた勇気をたたえたいと思います。




演じていてしんどい役柄だったと思いますが、大倉忠義自身には良い経験になったと思います。今後年齢を重ねてからが楽しみです。






長瀬智也
「俺の家の話」



プロレスラーと能楽師、およそ対極にある動と静の職業を行ったり来たりしながら、プラス父親の介護に励む孝行息子ぶりも見せる。




そんな3つの顔をあくまで長瀬智也というフィルターを通して演じるとこうなるけど、何か文句ある?って迫力がスゴかったです。
長瀬智也の良さを知り尽くした脚本・演出を得てギラギラと最後まで輝いていました。




生田斗真
「書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~」



「俺の話は長い」があまりに良かったので、こちらは期待しすぎました。翻弄されっぷりは良かったですが…




もっともっと面白くできるのに…と歯がゆい思いで最後まで見てしまいました。




山田裕貴
「ここは今から倫理です。」



過去にあまたある学園ドラマの中でもきわめて異色な教師像を作り上げました。
時代とともに教師のありようも変わっていくんだなと、あたりまえのことながら痛感しました。




「先生を消す方程式」のイカれた教師から一転、静かに生徒に寄り添い、気づきを与える教師を、抑えた演技で見せきりました。
器用な人ですね。本領はどこにあるんでしょうか?





以上6人、不思議と現ジャニーズとジャニーズをやめた人、やめる人、ジャニーズがらみが4人もいました。






それでは、最優秀主演男優賞は…





長瀬智也
「俺の家の話」




とにかく残念です。俳優・長瀬智也がいなくなるのは。
父親を施設に入れ、去る時に背中を向けて泣くシーンは、心に残る名シーンでした。




いつかまた戻ってきてくれることを願ってやみません。