そのランキングをカウントダウンしていきながら、冬ドラマ各作品を簡単に振り返ります。
12位
フジテレビ 火曜21時
藤原竜也主演
「青のSP」
→3.00
3*3*3*3*3*3*3*3*3*3
最近の連ドラへの大きな不満ですが、なぜ堂々と1話完結にせず、主人公がらみの縦筋をからまそうとするんですかね。
このドラマはその失敗例だと思います。
スクールポリスというせっかくユニークな題材を扱いながら、主人公の恋人がこの学校の教師でその死の真相を探るためにスクールポリスになり潜り込んだという縦筋が邪魔していました。
教師とは違うアプローチで問題のある生徒や保護者と向き合うドラマに徹すればもっと面白くなったでしょう。
11位
テレビ朝日 土曜23時
小芝風花主演
「モコミ~彼女ちょっとヘンだけど~」
→3.20
4*4*3*3*3*3*3*3*3*3
序盤は期待が持てたのですが、これも「青のSP」と同様に、主人公のユニークなキャラ設定を活かしきれませんでした。
ファンタジー性が薄れてありがちなホームドラマに近いものになってしまったのは残念です。
キャストは良かったんですがね。
特に飄々としながらいろんなことをお見通しの橋爪功の祖父が魅力的でした。
9位
テレビ東京 金曜24時12分
「バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~」
→3.25
3*4*3*3*4*3*3*3*4*3*3*3
面白い回もありましたが、今シリーズは映画化のついでに撮影した感が露骨で、スタッフやキャストがはしゃいでいるだけみたいな回もありました。
以前のようにならないなら、もう第4シリーズは作らないでほしいです。
でないと、天国の大杉漣が嘆きます。
9位タイ
テレビ朝日 土曜23時30分
生田斗真主演
「書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~」
→3.25
4*3*3*3*3*3*3*4
これもな~、期待ほどではなかった作品でしたね。
もっと面白くなるはずなのに…と歯がゆいまま回を重ねていきました。
主人公がキャストやスタッフからのムチャぶりにどう対応するか、それをシンプルに見せるだけで十分面白かったと思います。
岡田将生も北村有起哉も小池徹平も長井短もハマり役でしたからね。もったいないです。
8位
フジテレビ 木曜22時
大倉忠義主演
「知ってるワイフ」
→3.27
3*3*4*4*3*3*3*3*3*3*4
そのドラマの中で肩入れして見る人物を決めて見ることが多い私めにとって、そんな人物が見当たらないこのドラマはなかなか見続けるのがしんどい作品でした。
途中で、これは神の視点のように俯瞰で見るドラマなんだなとわかってからは気が楽になりました。
共感しづらい主人公を演じた大倉忠義も、良いとき悪いときの両面を演じ分けた広瀬アリス、瀧本美織も健闘をたたえたいと思います。
7位
テレビ東京 月曜22時
香取慎吾主演
「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」
→3.50
3*4*4*3*3*4*3*4
SNSを使った誹謗中傷が攻撃対象の命すら奪ってしまう「指殺人」の恐ろしさを描いた作品で、現代社会に根ざした闇をつきつけてくる回もあり見ごたえがありました。
難を言えば、それに向き合う対策室の活躍を描くところまではなかなか行かず、この部署って必要?と思わせてしまう部分はありました。
6位
TBS 火曜22時
上白石萌音主演
「オー!マイ・ボス~恋は別冊で~」
→3.60
3*4*4*4*3*3*4*3*4*4
同じこの枠の「恋はつづくよどこまでも」が3.20、「この恋あたためますか」か3.40だったのに比べて、このドラマが良かったのは、ヒロインの仕事における編集長との関係と、恋人との関係を巧みに並列で描いたところにありました。
前記の2作品は看護師やスイーツ開発者という設定がおざなりになるくらい、途中で恋愛モードに傾いてしまったのが不満でした。
このドラマもそうなりそうな向きはありましたが、最終回まで両立できていて、それは良かったと思います。
TOP5は次の記事で。