冬ドラマ満足度ランキングTOP5…最優秀作品賞は? | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

続いて冬ドラマ満足度ランキングTOP5です。




5位

テレビ朝日  木曜21時
高畑充希主演
「にじいろカルテ」
→3.78
3*3*4*4*4*4*4*4*4



最初のうちはガチャガチャうるさいドラマだなと思っていましたが、医療ドラマというより、診療所の3人と村人たちの人間模様を描くヒューマンドラマとしての方向性が明確になり好きなドラマになっていきました。




それぞれが悩みや苦しみを抱えていても、それを周りがいたわり支えあう姿は、ファンタジックですらあり、コロナ禍の中、心温まり癒されるドラマでした。





4位

TBS 日曜21時
綾瀬はるか主演
「天国と地獄~サイコな2人~」
→3.90
4*4*4*4*3*4*4*4*4*4



このドラマが4位というところに冬ドラマのレベルの高さがうかがえますね。




途中で少し中だるみがありました。
序盤の勢いがスゴすぎたので見劣りしてしまったきらいはありますね。




とはいえ、キャスト陣の好演、熱演があり実に見ごたえがありました。
高橋一生を助演男優賞でノミネートしましたが、柄本佑も北村一輝も溝端淳平も迫田孝也もノミネートしたいくらい、みな良かったです。





2位は同ポイントで2本並びました。




2位

NHK  土曜23時30分
山田裕貴主演
「ここは今から倫理です。」
→4.00
4*4*4*4*4*4*4*4




どんな作品になるか分からず期待度ランキングでは16位にしていた作品でした。
良い意味で予想を大きく裏切ってくれた作品で、コメントに読者の方からご要望をいただかなければ見過ごしているところでした。




やはりこの枠は油断できませんね。
初回で教室でSEXしかけている生徒に、主人公が「それは合意か?」と聞くところで度肝を抜かれました。




今の世の中、普通にいてもおかしくない生徒たちのリアルなありようと、今の教師らしいアプローチが新鮮ですらあるドラマでした。
学園ドラマ史に残る傑作だったと思います。





2位タイ

フジテレビ  23時40分
池脇千鶴主演
「その女、ジルバ」
→4.00
4*4*4*4*4*4*4*5*3*4




お恥ずかしいことにこのドラマも期待度ランキングでは15位と、期待度の低いドラマだったんです。私めの期待度ランキングはあてになりませんね(苦笑)





こちらはアラフォーのさえない女性を主人公にして、そんな彼女がやりがいのある場を得て、いきいきと輝いていくという、上質なヨーロッパ映画を見るような、日本の連ドラではあまり無いドラマでした。




40代になってできる友人の良さとか、実は今の連ドラが目を背けているところではありましたね。そこをきちんと描いてくれた秀作でした。





草笛光子や、品川徹、草村礼子ら大ベテランが、含蓄のある演技で人生の哀歓をさらりと演じてくれたのも、とても貴重でした。





そして1位
つまり、2021冬ドラマアカデミー賞最優秀作品賞に輝いたのは…




TBS  金曜22時
長瀬智也主演
「俺の家の話」
→4.20
4*4*4*4*4*5*4*5*4*4




私めはなかなかを出さないんですが、期待はしていたものの、このドラマで2回もを出すとは思っていませんでした。





私めの中でこれまで宮藤官九郎の連ドラNo.1は、同じ長瀬智也主演の「タイガー&ドラゴン」でしたが、




月日を重ねて宮藤官九郎は更なる進化をとげ、盟友長瀬智也のはなむけとして素晴らしい脚本を書き上げ、これが最高傑作になりました。




長瀬智也にとっても、西田敏行にとっても、この作品に出会えたことは役者冥利に尽きることだったと思います。