「HERO」の裁判官バージョンみたい…「イチケイのカラス」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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ヒットドラマを出したいフジテレビにとって過去の成功例にあやかろうとするのは分からないではありませんが…



何だか、「HERO」に似てるな~と思ったのは私めだけではないはずです。





フジテレビ  月曜21時
「イチケイのカラス」第1話

主演…竹野内豊
脚本…浜田秀哉
演出…田中亮




裁判官らしからぬ裁判官、入間(竹野内豊)が主人公。
元弁護士という異色の経歴から裁判官になった入間は、山積みの案件をテキパキと裁いていかないと「赤字」と言われてしまう裁判官の世界では常識破りの裁判官。





判決をくだすにあたって納得がいかず、もっと調べたいってなると、職権発動して現場検証をしたり証人や目撃者の話を聞いたりした上で判決を出すのです。




そんな裁判官いないだろうという声も上がりそうですが、そんな型破りな裁判官を竹野内豊が自然体で演じ、こんな裁判官がいても良いかもなと思わせてくれそうです。





「素敵な選TAXI」といい、「義母と娘のブルース」といい、最近の竹野内豊は肩の力が抜けたよい歳の取り方をしているなと感心させられることが多いです。




この役もそんな役になりそうです。
当たりはソフトでありながら、芯には鋼のような強さを秘めている感じが、この人ならではです。




そんな入間に好きにやらせている部長の駒沢に小日向文世。こちらも悪かろうはずがありません。




更にこのドラマを面白くしそうなのが、赤字だらけのイチケイこと第一刑事部に乗り込んでくる堅物の判事補、坂間を演じる黒木華。




原作の漫画ではこちらが主人公で男性のようですが、融通のきかなそうな堅物ぶりを黒木華が巧みに演じています。




坂間が入間の影響を受けていかに変わっていくかが見どころでしょう。





「HERO」と似て見えたのは「HERO」で検事と事務官たちが描かれたように、こちらでは判事と書記官たちとの関係が描かれそうだからでしょうね。




中村梅雀、新田真剣佑、桜井ユキと書記官たちのキャラが濃いからなおさらですね。
裁判官や書記官たちのリアルな仕事ぶりも見たい気はします。




今回の評価は…