予想したよりも笑いは少なめ…「コントが始まる」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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売れないコント芸人のリアルを割とストレートに打ち出した青春ドラマですね、これは。




脚本が「俺の話は長い」の金子茂樹なので、会話劇の面白さを期待したり、ファミレスでネタ作りするためにダベる3人の姿に「THE3名様」を思い出したりした私めは、




笑える部分がかなりあるように勝手に思っていたので、ちょっと肩すかしを食らった感じでした。




日本テレビ  土曜22時
「コントが始まる」第1話

主演…菅田将暉
脚本…金子茂樹
演出…猪股隆一




毎回、春斗(菅田将暉)、瞬太(神木隆之介)、潤平(仲野太賀)の3人組コントグループ「マクベス」のコントから始まり、




それが後に続くその回のエピソードにリンクしていく仕組みのようです。




10年間、泣かず飛ばず。結成する時に親に10年売れなかったらあきらめると約束し、その期限が迫っている…というマクベス。




売れてないだけにやっているコントもおのずと面白くないわけで、ライブ会場は客もまばら、どん詰まりな感じがよく出ていました。




お笑いの世界は弱肉強食。売れてる芸人は一握りというシビアな世界ですから、毎年多くの若者が夢やぶれて、諦めていくんでしょうね。




しかし、そんなどん詰まりのマクベスに力を与える存在が彼らがネタ作りするファミレスの店員の里穂子(有村架純)




里穂子自身も食品会社を辞めるはめになり、落ち込んでいる時に、マクベスの存在を知り、追っかけのようになり元気づけられたという経緯があり、




春斗は春斗で、実は辞めたばかりの里穂子が泥酔しているところに出会っていて、その時の出来事をヒントに水がメロンソーダに変わるコントを生み出したことがわかります。




お互いに力を与えあっていたと分かる二人。
この先もマクベスは壁にぶつかり続け、里穂子がそれを励ますんですかね。




有村架純の泥酔演技が私めのツボでした。
菅田将暉はこういう役は悪かろうはずもなく、仲野太賀と醸し出すマブダチ感は実に自然かつリアルです。




二人とはちょっと違う空気の神木隆之介の超然とした感じも良いですし、実力者が集まったからこその安定感があります。




金子茂樹は話の組みたてが巧みな脚本家で、今後もコントとエピソードをどうからませるか楽しみです。




マクベスのコントはだんだん面白くなるんですかね。
今回の評価は…