それでも淡々と話が進んでいく中で、いろいろな示唆に富んでいて、このドラマらしさはしっかりと打ち出されていました。
テレビ東京 金曜24時12分
「生きるとか死ぬとか父親とか」第3話
主演…吉田羊、國村隼
脚本…井土紀州
演出…菊地健雄
今回のサブタイトルは「美容とか見た目とか」
ラストに「偏見とか」と加わるあたりがこのドラマのひねりのきいた面白さです。
ラストにどんな1行が加わるのかが、このドラマを見る私めの楽しみの1つになっています。
冒頭とラストの悩み相談は今回は夫がある日突然カツラをかぶり始めて困っている妻からの悩み。ラストは別の悩みではなく、同じ人からのその後の報告という形でした。
確かにそれまで堂々とハゲ頭だった夫が、急にバレバレなカツラをかぶり出したら、妻はイヤですよね。
トキコ(吉田羊)は相談者に毛嫌いせず一度受けいれてみたらと回答します。
しかし、そのトキ子自身が後日、父・哲也(國村隼)と病院に行ったら、アレルギーの検査をこの前したのに忘れてたり、急に顔のシミを取りたいと言い出して取ったり…
男性の美容には理解のあるトキコでも、いざ自分の老いた父親がとなると、受けいれにくかったりもして、
それを長年の友人たちと話すシーンが自然で良かったです。
友人いわく、偏見なのでは?と…
例のカツラ夫の妻からも、カツラのことを明るくとらえてる夫を受けいれることにしたようで…
年を取ってるからとか、そういう風に見るのは良くないんだなと私めも思わされました。
余談ですが、カツラの悩み相談の時に何度もアフロヘアーのディレクターの顔が映るのが、すっとぼけていてツボでした。
今回の評価は…