内容の充実に向けての勢いは春ドラマでNo.1ではないかと思います。
前回はラストの紘一(永山瑛太)の「まだ夫だから」発言にグッときましたが、今回は咲(北川景子)の方が紘一へ「まだ私はあなたの妻だから」というセリフにやられました。
TBS 金曜22時
「リコカツ」第3話
主演…北川景子
脚本…泉澤陽子
演出…鈴木早苗
今回は紘一と咲の母たちによって図らずも知ることができたことが、咲の心を強く動かしましたね。
まずは、夫・武史(佐野史郎)の浮気を知り、腹にすえかね咲の家に来てしまった美土里(三石琴乃)。
朝早く出勤していく紘一になぜ遠距離通勤にしたのか聞くと、咲が職場に行きやすいように自分はかまわないからと決めたと答え、咲はそれは初耳でした。
美土里の前では仲良い新婚夫婦のままに見せねばならず、寝室で一緒に寝ることになり、変に遠慮する紘一も微笑ましかったですね。
更に、紘一の母、薫(宮崎美子)には、説得に失敗し帰る帰り際に、紘一がなぜ咲を運命の人と思い結婚を決めたかを知らされました。
救えない命が多い中で、救えたことの喜びは自衛官ならではのものですね。
自分からは多くを語らない紘一のいろんな面が、離婚を決めてから分かってくるという皮肉さが、このドラマの面白みです。
咲が紘一に言う、今私たちは雨宿りしているみたいなものというたとえも、名言だなと感心しました。
旅館で働きながらいきいきとしている薫の、ここでは薫さんと名前で呼んでもらえるという喜びも、なるほどなと思いました。
○○の奥さんとか、○○ちゃんのお母さんとか呼ばれてしまいがちですからね。
さて、図らずも薫の説得がてら箱根に新婚旅行にも来られた紘一と咲はいい感じになれたのですが、
なぜか、帰宅すると咲の元カレの貴也(高橋光臣)が家に。美土里が離婚の相談を弁護士の貴也に頼んだんですかね。
咲の夫とは知らず、ジムで紘一と親しく話した貴也は、5年つきあったカノジョと結婚しなかったら別れてすぐにあてつけのように結婚されたと話していました。
自分のこととは知らずに誰でも良かったんですね…と答えていた紘一は大ショックですよね。
まさか自分のこととは…と。
また波風が立ってしまいますね。
あと、女房に逃げられてしまった同士、父親が会ってるのが何ともわびしくて良かったですね。
残念ながら佐野史郎は緊急入院し降板、平田満に代わるそうです。平田満より風間杜夫とか西岡徳馬って感じですがね。
平田満がどう演じてくれるか、楽しみにしています。急きょの代役は大変でしょうが…。
今回の評価は…