今回は変人教授役の池田成志の怪演もあって、むしろドタバタコメディっぽくなってしまいました。
池田成志ファンの私めとしては、ま～楽しませてはいただきましたがね…(笑)
NHK 土曜21時
「今ここにある危機とぼくの好感度について」第2話
主演…松坂桃李
脚本…渡辺あや
演出…柴田岳志
岸谷教授(辰巳琢郎)の論文不正をみのり(鈴木杏)が告発したことで、調査を命じられた上田教授(国広富之)は、須田理事(國村隼)からの圧力などもあり心労で倒れてしまいます。
そこで代役に立ったのがMr.レッドカードと呼ばれる大学きっての変人教授の澤田(池田成志)
神崎(松坂桃李)は澤田が問題起こさぬようにお目付け役を任されます。
池田成志がここぞとばかりに変人教授をノリノリで演じ、翻弄される神崎のオタオタぶりが見ものでした。
澤田をみのりに会わせると、みのりの気骨を気に入り、告発記事を載せた新聞部を大学側がつぶそうとしたのにも反発。
不正隠蔽を抗議する決起集会で、酔った澤田は神崎を飛び蹴りし、それを居合わせた週刊誌の記者が記事にしてしまい、
問題を起こした神崎はクビを覚悟。
総長(松重豊)に呼ばれて観念しますが、総長からはクビにしたかった澤田をこれで追い出せるとまさかの感謝をされます。
ドジってばかりの神崎ですが、自分の力ではなく。すり抜けて解決に向かわせてしまうのが、天性なのか、そこが面白いですね。
結局、調査はまた上田教授に戻り、研究費アップという買収をされ、不正は無かったことになってしまいます。
みのりは大学を去り、研究仲間だった人のもとに行くことに。
万事めでたしとはならないあたりがちょっと辛口で良いです。
現実はなかなか、ままなりませんからね。
今回の評価は…