モヤモヤすることばかりで…「ドラゴン桜2」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマの初回の記事で私めはこれはこれとして見ることにする…と前作から16年も経った令和版「ドラゴン桜」を見る姿勢について書きました。




しかし、この第2話を見てこれは令和版ではなく、むしろ日曜劇場版「ドラゴン桜」と呼んだ方が良い全く別物なのではないかとさえ思えてきました。




TBS  日曜21時
「ドラゴン桜2」第2話

主演…阿部寛
脚本…オークラ、小山正太、李正美
演出…福澤克雄




前作は秦建日子が全話一人で脚本を書きましたが、この続編は初回も今回も3人がかりで1話の脚本を書いています。




合作が悪いとは言いませんが(黒澤映画の名作の多くはそうですからね)、どう分担して書いているのか不思議です。





ま~それはそれとして、「半沢直樹」がメガヒットしてから、日曜劇場枠は池井戸潤原作を中心に再三再四、勧善懲悪の要素を盛り込んだ作品を作り成功してきました。





その成功経験を活かしてか、日曜劇場ファンのニーズに応えるべく、この「ドラゴン桜」でも、前回は不良学生二人が懲らしめられ、





今回はバドミントン部コーチと、楓(平手友梨奈)からスポーツ推薦を奪ったパートナーが悪事を暴かれました。




ま~でも、モヤモヤしてスッキリしなかったのは、楓が万引きしていたのは事実ですし、証拠を無くそうと放火をしたのも事実ですからね。




イマイチ同情できないというか、そこは罪に問われないんだと疑問でしたし、夢が絶たれたので東大受験してスポーツドクターになるというのも、




東大じゃなく体育大学でもスポーツ研究が盛んな筑波大学でもいいのに、とそこも何だか唐突にしか思えませんでした。




前回、あんなにワルだった二人が急に桜木(阿部寛)に協力的になっているのもナゾでしたし、楓になぜあそこまで瀬戸(高橋海人)は献身的なのかもナゾ。




元教え子の米山(佐野勇斗)がその後東大に入ったのに、しつこく桜木を恨んでいるのもナゾです。




どうも脚本がしっくり来ないというか、軸が定まらずガチャガチャしています。




今回で良かったのは楓役の平手友梨奈の目力のスゴさ。
ちょっとスゴい女優になるかもしれません。





今回の評価は…