ぼっちゃん役の宮世琉弥、見覚えのある方も多いと思います。
「恋する母たち」で仲里依紗の息子役を演じて注目された新人です。
ラッパーになり人気になるという型にはまらない青年を魅力的に演じて将来性を感じさせました。
その宮世琉弥がこのドラマでは中村倫也とがっつり向き合う難役に挑みました。
大健闘です。
テレビ東京 月曜23時06分
「珈琲いかがでしょう」第7話
主演…中村倫也
脚本…荻上直子
演出…小路紘史
宮世琉弥が所属しているのはスターダストプロモーション。
この事務所は以前から目力のある子を選んでるんだろうなと思える事務所で、
山田孝之、柳楽優弥、窪田正孝、林遣都、中川大志、北村匠海、まだ少年のような頃から目力があって目を引く人を多く輩出しています。
前置きが長くなりましたが、ぼっちゃんのトロンとした妖しげな目つきが、何ともヤバいヤツという雰囲気を醸し出していて、
まだ演技か硬いところもありましたが、非常に良かったです。
回想を交えてぼっちゃんとそのお守り役になった青山(中村倫也)との関係が描かれましたが、
父親からほったらかしにされがちなぼっちゃんは、さらわれそうになった時、そいつらをボコボコにしてくれた青山はぼっちゃんのヒーローになったのです。
しかし、そんなぼっちゃんのもとを青山は離れてしまい、その後父親も死んで、ヤクザの息子とバレたぼっちゃんは暴力で身を守ることに…
青山への歪んだ愛情と憎しみを抱き続けてきたようです。
ぼっちゃんには愛に飢えた憂いがあって、それも宮世琉弥は匂わせていました。
ぼっちゃんはぺい(磯村勇斗)と垣根(夏帆)も拉致してきて、毒らしきものを3つあるコーヒーの中の1つにだけ入れ、コーヒーロシアンルーレットをやることに。
しかし、垣根もぺいも平気で飲んでしまい、うろたえるぼっちゃんがちょっと微笑ましかったです。
平気で飲む垣根にサイコパスかよって言ってましたからね。
あと特記しときたいのは、鶴見辰吾が演じていた幹部ヤクザの凄み。
こういう人がホントに怖いんだという雰囲気でした。
今回の評価は…