オリンピック開催への皮肉…「今ここにある危機とぼくの好感度について」第4話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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ここに来て世相をブラックに諷刺したコメディらしさを明確に打ち出してきました。




蚊に刺されてひどく腫れるという小さい話から、どんどん問題が大きくなっていくのはまるで武漢から発生したコロナのようでした。





NHK 土曜21時

「今ここにある危機とぼくの好感度について」第4話


主演…松坂桃李

脚本…渡辺あや

演出…柴田岳志




まず皮肉がきいていたのは、神崎(松坂桃李)の後輩アナが取材に来て、意図的に希少生物の研究をしている足立(嶋田久作)を恐ろしげに撮影し、放送してしまったくだり。




広報の神崎はそうならないように、先端的な研究者も取材させるんですが、そちらは編集でバッサリとカットに。





現実にはそこまで酷いことはなかなか無いでしょうが、マスコミの印象操作の怖さを垣間見せましたね。





実は足立より、いい感じの方が原因を作っていたことが後から分かるのも皮肉でしたね。





理事たちは大学の命運がかかった次世代科学技術博を何とか開催したくて、問題が明らかになって来ても隠蔽しようとします。





発熱した神崎は大学病院で検査を受け陰性になりホッとしますが、三芳総長(松重豊)にこの組織は信用するなと言われ、別の病院で調べたら蚊アレルギーになっていました。





ちょっと、ゾッとするエピソードで、博覧会を開きたいがために隠蔽しようとしたり、事実を曲げようとするのは、





オリンピックを強行開催しようとしている政府や都を皮肉っているようにさえ見えました。




明日が最終回ですが、どう話はおさまるんでしょうか?

神崎の動きが気になります。





今回の評価は…