最終回はまた2本立てに戻り、サブタイトルは「暴力珈琲」と「ポップ珈琲」でした。
いろんなことがきちんと明らかになり、後味の良い終わり方で、納得の最終回でした。
テレビ東京 月曜23時06分
「珈琲いかがでしょう」最終回
主演…中村倫也
脚本…荻上直子
演出…小路紘史
「暴力珈琲」の方ではキーマンは、ベテラン組員の夕張(鶴見辰吾)でした。
すべてを知ってる夕張は、青山(中村倫也)もいる所だからとすべてをぼっちゃん(宮世琉弥)に語ってくれました。
なぜ、ぼっちゃんの父親の二代目(内田朝陽)は死ぬことになってしまったのか?
それは息子をさらおうとしたヤツらに怒ってだったのです。
ぼっちゃんは父親からの愛を感じてませんでしたが、そんなことは無かったんです。
更に、青山が組の金を横領して逃げたというぼっちゃんの誤解もただしてくれました。
ぼっちゃんは愛する青山に認められる三代目になるべく、更に頑張ることにしたようです。
いつか青山にプロポーズすると言われて夕張は困ってましたけどね(笑)
一方、「ポップ珈琲」はようやく垣根(夏帆)やぺい(磯村勇斗)と、青山の師匠たこ(光石研)の最愛の妻、幸子(市毛良枝)のもとを訪ねることができ、
たこがなぜ珈琲に魅了されたか、あんなポップな生きざまを貫いたのか、移動珈琲店をやりたかったのかが分かりました。
たこは幸子に珈琲の淹れ方を教わったんですね。
若き日の回想は切なく甘酸っぱいものでした。
青山がたこの遺骨の喉仏を渡すと、幸子は砕いて珈琲と一緒に飲み干しました。
これでずっと一緒だという言葉にジーンとしましたね。
最後には青山が逆にたこから教わった珈琲を幸子にふるまい、幸子からたこの味だとお墨付きをもらいました。
これで心残りなく死ねる…そんな清々しさが幸子にはありました。
市毛良枝ならではの清らかさでしたね。
イマイチ珈琲の味はまだ分からないようですが、移動珈琲を手伝うぺいが微笑ましかったです。
青山は他の人が演じたら難役だったでしょうが、中村倫也はすんなりと演じ、まさにハマり役でした。
今回の評価は…