大人びてはいるけれど…「コタローは1人暮らし」第7話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は鈴野(光石研)が狩野(横山裕)に言ったように、大人びたコタロー(川原瑛都)に慣れてしまった視聴者に、





コタローの子どもらしさや、子ども一人で暮らす淋しさ、心細さを改めて知らせてくれる回でした。





テレビ朝日 土曜23時30分

「コタローは1人暮らし」第7話


主演…横山裕

脚本…衛藤凛

演出…樹下直美





深夜に寝ぼけて狩野の部屋に来て、いつもの口調ではなく、子どもらしい言葉で甘えて狩野の足にしがみつくコタロー。





「おかえりなさいませ〜」って言ってもらいたくて、小林(百田夏菜子)と狩野とメイド喫茶に行くコタロー。






幼稚園の友だちのタクヤくんは家出をして、心配されお母さんが探しに来てくれるけど、自分には家出はできないとつぶやくコタロー。





何だかどれも切ないコタローの一面でしたが、中でも鈴野が狩野に解説してくれたことは、痛ましくも悲しかったですね。






狩野はそうとは知らずに新聞をたくさん何紙も取ることや、高級ティッシュを使っていることでコタローをとがめたのですが、






鈴野いわく、新聞はたくさん取れば自分の身に何かあった時、ポストがあふれて早くに気づいてもらえるからだったり、





高級ティッシュはネグレクトを受けた子どもはティッシュを食べる癖がつき、高級ティッシュは甘い匂いがするからだったり…





鈴野は狩野に言います。

「私達は大人びているあの子に慣れちゃいけない…」






コタローはしっかりと暮らしているように見えて、その中に不安やトラウマを抱えながら、必死に身を守っているのです。





狩野はコタローに「おかえり」と言ってあげました。

「おかえり」ってなんて温かい言葉なのか、としみじみ感じさせてくれました。





今回の評価は…