このドラマはコタロー(川原瑛都)という幼い少年の言動を通して、人間の深いところを描いていて何度もドキッとさせられます。
テレビ朝日 土曜23時30分
「コタローは1人暮らし」第9話
主演…横山裕
脚本…衛藤凛
演出…松本佳奈
今回はコタローが施設で一緒だったホストの佑(松島聡)が、コタローの部屋に住みつき、コタローの生活費を借金返済のためにくすねようとする話でした。
一緒に住むための金を貯めようという佑の申し出に、疑いもせずコタローはお金を渡してしまいます。
狩野(横山裕)や小林(百田夏菜子)は心配し、調べると佑の借金が判明、狩野は美月(山本舞香)とコタローにそれは明かさずに聞きますが、コタローは佑殿を信じていると言い張ります。
コタローは佑と二人きりの時に、最初から佑がウソをついているのはわかっていた、でも佑を信じているから金を受け取ってほしいと差し出します。
佑にはウソをつく時に髪をいじる癖があり、施設で財布の盗難騒ぎがあった時も、コタローはウソと知りつつ、佑をかばったことがあったのです。
コタローが佑に語ったなぜ信じるのか?の答えにしびれました。
「裏切られることより、信じたいものを信じられないことの方がツラいであるからな」
この言葉、深いですね。
さすがに佑も真っ当に働くことにしたようです。
佑を演じた松島聡ってSexy Zoneのメンバーだそうですが、演技を初めて見ましたがなかなか良いですね、デリケートな表現ができて。もっと出て欲しいです。
さて、狩野のところに来た元カノ(高梨臨)が余計なことを言ったので、コタローは自分が狩野の重荷と思い、拒んでしまうことに。
今夜の最終回、どんな結末になるのでしょうか?
今回の評価は…