同じ取材対象を扱うのでも、偏見や決めつけで書いてしまう事実に反する記事と、きちんと向きあって事実を伝える記事があることを、最終回で対比して見せてくれました。
宝子(永作博美)の力をあまり借りることなく、表紙に見出しが大きく載る記事を書いた風未香(芳根京子)の成長が描かれ、後味の良い終わり方でした。
NHK 金曜22時
「半径5メートル」最終回
主演…芳根京子
脚本…藤平久子
演出…岡田健
最終回を見て一番の感想は風未香は山辺(毎熊克哉)と同棲解消して良かったなってことでした(笑)
山辺は1折の仕事にある意味で毒されていて、この先二人は衝突を繰り返してしまうでしょうからね。
テレビ業界に身を置く私めとしましては、取材対象を活かすも殺すも、取材者の姿勢によるという怖さを改めて突きつけてくれた回でした。
IT社長(西原亜希)が、アプリ開発にかける思いを正しく読者に伝えたい…
そんな風未香の一途さが粘り強い取材につながり、いろんな誤解や偏見で不当に非難された女性の復権を果たしました。
ここから始まると宝子から言われた風未香の記者人生。
きっと良い記事を書き続けてくれるでしょうね。
このドラマ、回によって出来のばらつきがありましたが、最も良かったのはカオリン(北村有起哉)の回でした。
今回の評価は…