2021春ドラマアカデミー賞最優秀作品賞 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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春ドラマ満足度ランキングTOP5、そして春ドラマアカデミー賞最優秀作品賞の発表です。





今クールはこれまでにない大激戦。

1位の作品だけ、が1度も無く2位から5位はどれもたった1回があっただけなんです。

なので平均ポイントの差は全話数の長さによるものです。





なので、順位はついていますがほぼ互角でした。

では、5位から順に振り返ります。




5位


中村倫也主演

「珈琲いかがでしょう」…3.88

3.4.4.4.4.4.4.4




当初は癒やし系の主人公が、珈琲を飲みに来る客の心に寄り添うドラマなのかと思っていたら、





主人公の前身がわかってからは緊張感も高まり、珈琲との出会いでいかに主人公が救われたかが明らかになっていきました。




原作漫画のファンが中村倫也によるドラマ化を熱望しただけあって、極端な二面を演じた中村倫也の演技は素晴らしかったですね。





4位


北川景子主演

「リコカツ」…3.90

4.4.4.4.4.4.3.4.4.4



同じ4でも4.5にしたい4の回がかなりあったので、事実上は1位だったのではと内心思っている作品です。




なかなかを付けずも無くばかりなので今クールのようになってしまい、採点法を来年から改めようと思っています。

10点満点にするか、脚本、演出、演技を3点評価の9点満点にするか検討します。






さて、最優秀主題歌、脚本、演出、助演男優賞、主演女優賞の5部門受賞しているこのドラマは既にふれてますから多くは書きません。離婚をじめじめせず前向きに描いた新たな作品だったと思います。





3位


竹野内豊主演

「イチケイのカラス」…3.91

4.4.4.4.4.4.4.4.4.3.4



こちらは「リコカツ」とは逆ににするほどではない3.5に近いが多かった作品。




失点が少なく、ほどの良い安定感があるドラマでした。キャストのチームワークも見ていて心地良かったです。





こんな裁判官がいたらよいのにというある意味、法廷ファンタジーでもありました。





2位


吉田羊、國村隼主演

「生きるとか死ぬとか父親とか」…3.92

4.4.4.4.4.4.3.4.4.4.4.4





期待度を良い方に最も裏切ったのがこの作品。ある程度年齢を重ねた人にしか良さが分からない作品でしたので、私めにはグサグサと刺さりました。





向田邦子ドラマを彷彿とさせるところもありましたし、松金よね子が叔母を演じた第2話などはでも良かったと後悔してます。





ラジオの悩み相談とメインエピソードがリンクするのも絶妙でしたし、毎回ラストにサブタイトルに1行加わるのも余韻を残し洒落てました。





では、いよいよ1位、つまり春ドラマアカデミー賞最優秀作品賞です。





菅田将暉主演

「コントが始まる」…4.00

4.4.4.4.4.4.4.4.4.4





1回もを出さなかった唯一4ポイント台の作品です。

私めが最も泣かされた作品でもありました。




脚本、演出、キャストどれもが失点無く、特にキャストは主演クラスが脇を固めていたので、どのシーンも見応えがあり上質な青春群像劇になりました。






今どきの若者らしからぬ、ちょっと昭和な感じが、オジさん世代の心をとらえました。

頑張ってもうまくいかないことは若い頃には誰しもあることです。





現実と折り合っていかなければならない苦い経験、挫折。でもその努力は無駄にはならないという温かいメッセージが心に響きました。





唯一、難を言えば、劇中のコントがわざとなのかどれも面白くなかったことですね(笑)