分かりますよ。桜庭(北村匠海)が救命医になりたいという気持ちは理解したつもりです。
…でも、やはり救命医にはなってはいけないと私めはどうしても思わずにはいられませんでした。
生死を分ける手術をしている時に発作が起きたらどうするんだ、それで死なせてしまって責任を負えるのか…とそこが引っかかってしまうのです。
フジテレビ 月曜21時
「ナイト・ドクター」第3話
主演…波瑠
脚本…大北はるか
演出…澤田鎌作
私めは医療ドラマ好きなので、大抵は見ているんですが、なぜか分かりませんが、ホントに医師の中に大病院の息子や娘って必ずってくらいにいますよね。
しかも大抵は親に逆らったり、期待に背いたりしているんですが、このドラマの
桜庭もまたその設定で、
舞台となるあさひ海浜病院の、経営母体の柏桜会の会長(真矢ミキ)の御曹司なんです。
更に単なる御曹司ではなく、幼い頃に心臓移植を受けていて、今も免疫抑制剤をのんでいたり、発作も起こりがちのようで、当然母親は反対しているし、
母親とは旧知の仲で、幼い頃から桜庭を知っている本郷(沢村一樹)も、厳しくあたりやめてもらいたいと思っているんです。
しかも、心臓移植のドナーは亡くなった美月(波瑠)の母親らしく、桜庭はそれを知ってしまったし、成瀬(田中圭)もそれに気づいたというややこしい状態です。
…で、出来の悪いポンコツの桜庭はやめさせた方が良いという流れから、実は桜庭は努力家で、その努力のおかげで、
本郷の手が回らない時にちゃんと処置ができて救うことができ、本郷にも褒められ、母親にも条件つきで許されるという展開でした。
いやいや、今回はたまたまで、だからって続けさせるのはどうなの?と私めは疑問でした。
無保険患者の手術拒否と、それを息子が受け入れるかのエピソードとからめてましたが、
エゴで良いじゃないかという本郷のアドバイスは、桜庭の方にはあてはめてはダメなのでは?と気になりました。
無保険患者の息子役はどこかで見た子だなと思ったら、「ここは今から倫理です」で注目した渡邉蒼くんでした。
今回も好演してましたね。
このドラマってかなりな比重で医師たちを描くんですね。
そういうドラマと思って見た方が良いようです。
今回の評価は…