赤塚都知事(石田ゆり子)の肝いりで始まり、何事が起きても死者ゼロにするという…ちょっと無謀とも言えるプロジェクトのTOKYO MER。
初回見た時も気になりましたが、「死者は…ゼロです!」と変にためて危機管理対策室の女性が報告すると、管理室中で大歓声に湧く。
赤塚都知事はガッツポーズして、廊下をルンルンと去っていく。
確かに死者は出てなくて良かったですが、重傷者はいるわけですからあまり喜びすぎるのはどうかと思うんですよね。
TBS 日曜21時
「TOKYO MER~走る緊急救命室~」第2話
主演…鈴木亮平
脚本…黒岩勉
演出…松木彩
今回は医療ドラマにはありがちな研修医がミスをして、落ち込み辞めたいと言い出すも、
周りの励ましもあり、次に事故が起き出動した時には成長を見せ、辞めたい気持ちもなくなり自覚がめばえる…という話でした。
今回も初回と同じになってしまいますが、鈴木亮平演じる喜多見チーフの、事故現場での対応が実に鮮やかで惚れ惚れするというのが、まず強い印象として残りました。
鉄骨がグラングランしている中での対応には、レスキュー隊にまずそこをどうにかしないかと思ってしまいましたが…。
今回、弦巻(中条あやみ)の指導医の高輪(仲里依紗)は喜多見の元妻で、弦巻は履歴書に人の命を救いたいとシンプルに書いているのを喜多見が気に入って、循環器科から弦巻をスカウトしたというのも分かりました。
喜多見の純粋に患者を救いたいという医師が少ないように思うというセリフは、コロナ禍で片や感染者を受け入れて日夜頑張っている医師もいれば。そうでない医師もいて、病床数が増えない今、痛烈な言葉に思えました。
それにしても、いくら大臣におもねらないといけないからとはいえ、人が死んでもいいくらいな久我山(鶴見辰吾)の態度はあまりに酷すぎますね。
厚労省の官僚が見たら怒りますよね。
そんな悪者じゃない!って。
今回の評価は…