意外と和服が似合う眞栄田郷敦…「プロミス・シンデレラ」第4話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は、エピソード自体は大したこと無かったんですが、一番驚いたのは意外と似合っていた眞栄田郷敦の和服姿でした。




私めは実は呉服屋の息子でしたので、和服には少々うるさいんですが、なかなかのものでしたよ。





初回の記事で岩田剛典はあまり似合っていないと書きましたが、似合う似合わないはどこから来るのか、ちょっと書いときたいと思います。





TBS  火曜22時

「プロミス・シンデレラ」第4話


主演…二階堂ふみ

脚本…古家和尚

演出…都築淳一





和服が似合う体型は「なで肩」「ハト胸」「出っ尻」とよく言われます。

男性の場合はお腹が少し出ているくらいの方がよく似合います。





それには理由があって、「なで肩」と「ハト胸」は襟の合わせ具合が綺麗に見えるんです。





肩がいかっていたり、胸板が薄いと、襟の合わせ具合がゆるくなり、あまり見た目が良くないんです。





最近、若いカップルで和服を着ている人をたまに見かけますが、若い男性は大抵ここがクリアできていません。





岩田剛典があまり似合わないのもこの理由によります。直角な肩のラインと胸板の薄さで、かなり高級な着物を着ていても貧相に見えがちです。




意識的にもっと胸を張ったらいいんですがね。

その点、眞栄田郷敦の和服姿は胸板が厚い上に堂々と胸を張っていましたから立派に見えたんです。





なお、男性の和服の場合、帯の位置はヘソより下に来ます。ですからお腹が少し出ていると、その下に帯がしっくりおさまって、形が良いのです。

「出っ尻」が良いというのはお尻の上に帯の結び目がおさまりやすいからです。





ですから、若くて痩せている内は、タオルをお腹に巻いたりすると、帯のしめ具合が良くなります。





最近はみな足が長いですから、意図的にお腹の下めに帯を持ってこないと、バランスがよくありません。






よく若い男性で浴衣を着ていても裾がはだけて、だらしなく見える人が多いのはそういうことだからです。





以上、ドラマミタローの男の和服見た目講座でした(笑)





さて、ドラマの中身の方ですが、高級老舗旅館とは思えない仲居たちの程度の低い早梅(二階堂ふみ)への嫌がらせや、





常連客、西園寺(かたせ梨乃)のあまりに酷い横暴ぶりに見ていて萎えました。





早梅の男前な行動は良かったんですがね。

急に最後、西園寺が殊勝な感じになるのも違和感がありました。





芸能事務所の社長という設定で、おそらく所属男性タレントを引き連れて来ているということなんでしょうが、なんだかさえない人ばかりなのがツボでした。





あと、売れっ子芸者ってことらしい菊乃(松井玲奈)のお座敷での日舞がひどいのにも閉口しました。





あれこそ、西園寺にキレられそうでしたけどね。





今回の評価は…





余談ですが、いつもは家でユニークな服を着ている悦子(三田佳子)が、ビシっとした和服で大女将として接客する姿は惚れ惚れしましたね。