このドラマをご覧になっている女性読者の方は、自分が早梅(二階堂ふみ)だったら、兄の成吾(岩田剛典)と弟の壱成(眞栄田郷敦)のどちらを選ぶか?なんて考えながら見ておられるかもしれませんね。
今回見ていて、早梅をめぐっての兄弟の言動から、成吾はイヌっぽくて壱成はネコっぽいなと感じました。
演じる二人の容貌もそうですが、親に従順に生きてきた成吾と、反発し奔放に生きようとしている壱成のありようがそう感じさせたのだと思います。
TBS 火曜22時
「プロミス・シンデレラ」第5話
主演…二階堂ふみ
脚本…古家和尚
演出…北坊信一
早梅を好きになってしまった壱成のこじらせっぷりが、壱成のお守り役みたいになってきた洸也(金子ノブアキ)の言う通り「青いな…」って感じで微笑ましいですね。
早梅を困らせるゲームも、買いに行かせたジュースを分けてあげたり、なんだかおかしなことになってしまい、
早梅が成吾から食事に誘われたら、二人が何をしゃべっているか盗聴してしまうありさま。
嫉妬でモヤモヤしているのに、それをあらわすわけにもいかず、遂には早梅を家から追い出してしまいます。
壱成役の眞栄田郷敦は回を追うごとに、壱成の複雑な感情表現を自分のものにして、役者としての成長ぶりを現在進行形で見せています。
今回は早梅と成吾が過去をじっくり語り合ったことで、二人が河川敷の木の下で語らっていた過去がそれぞれどんな状況だったかが分かり、
成吾という男がどういう人物かがだいぶはっきりしたのは良かったです。
これまではどうも人物像がフワッとしてましたからね。
デートシーンの成吾が普通に洋装だったのも、本来の岩田剛典らしさが出て良かったです。どうも和服だと無理して着てるっぽく見えてしまうんですよね。
早梅が兄弟をどう思っているのか?や、菊乃(松井玲奈)が何を企んでいるのか?ははっきりしません。
ラストに早梅の元夫が現れましたが、これも菊乃の差し金なんですかね。
今回の評価は…