いや~、いくら両親を亡くして自分が妹を守らなければ!という気持ちが人一倍強いからとはいえ、
臓器移植についての今回の深澤(岸優太)の発言は、あまりにひどすぎて、こんなセリフを医療ドラマで仮にも医師である人物に言わせる脚本家、およびスタッフに私めは正直呆れました。
フジテレビ 月曜21時
「ナイト・ドクター」第9話
主演…波瑠
脚本…大北はるか
演出…高橋由妃
入院中の深澤の妹、心美(森菜乃華)が病状が悪化するも、処置が早く無事でした。
…で、なぜか看病に専念したいからと深澤はナイトドクターを休むんですが、そこからして私めは看病必要か?と疑問はあったんですが、
心美が臓器移植の意思表示カードに署名してと深澤に言うと、
深澤はいきなり、見ているこちらが引くくらい臓器移植に猛反対を始めます。
臓器移植の事情とかにうとい仕事をしている兄が妹可愛さに、無知ゆえに反対するなら分かりますが、
深澤はれっきとした医師ですからね。
そんな身体を切り刻むなんて!とか、なんだそれ?なことを言い出し、
病室内で感情的になってわめき散らすわ、果てはドナーのことを心美が死ぬのを待っているヤツら呼ばわりするとは…。
桜庭(北村匠海)が臓器移植を受けていると知らずに放った言葉とはいえ、
このドラマを視聴している人の中にも、臓器移植に関係した人は多数おられるわけで、感情的に出た言葉では許されない酷い言葉、デリカシーの無い言葉だったと思います。
所詮、心美を治したくて医師になっただけで、他の患者なんてどうでもよいと、深澤は本音では思っているみたいにもとられかねない言葉でもありましたし…。
あとで反省してましたが、あまりにインパクトがありすぎて、ホントに分かったのかよ、コイツ!としか思えませんでした。
せっかく成長して医師として頼もしげになり始めていた深澤なのに、演じている岸優太が何より悪く見えて気の毒でなりませんでした。
脚本家や演出家には猛省を求めます。
今回の評価は…