奇しくもこの夏クールは、火曜の21時と22時枠にヒロインを二人の男が取り合うという恋愛ドラマが並んだわけですが、
どうも「彼女はキレイだった」よりこちらが恋愛ドラマとして見劣りするなと私めが思ってしまうのは…
「彼女はキレイだった」では、宗介(中島健人)よりむしろ良いのでは?と思わせるほど樋口(赤楚衛二)の存在感が魅力的なのに比べて、
こちらは壱成(眞栄田郷敦)がどんどん魅力を増すのに、対抗する成吾(岩田剛典)はイマイチ魅力を感じさせないまま来てしまっていること。
それと成吾の存在感をかすませるほど強烈な存在感で、菊乃(松井玲奈)が早梅(二階堂ふみ)と壱成に立ちはだかっていることの2点があるようです。
TBS 火曜22時
「プロミス・シンデレラ」第9話
主演…二階堂ふみ
脚本…古家和尚
演出…都築淳一
それにしても前回のラストでキスしたのにも驚きましたが、今回も壱成の男としての成長のありようが、たっぷりと描かれましたね。
壱成というキャラの成長にリンクするように、回を重ねて演じる眞栄田郷敦も演技に磨きがかかり、魅力をどんどん増してきています。
尊敬する父、千葉真一の死という悲しみを踏まえて、役者としての自覚が更に強まったのも大きいのではと推測します。
いずれにせよ、この役は眞栄田郷敦のターニングポイントになる役になるのではないかと思います。
各方面からオファーがすごいことになっているのではないでしょうか?
しかし、今回も菊乃のやり口にムカムカしっぱなしの回でしたね。
出禁になったからって旅館の客にはたらきかけて宴会をキャンセルさせたり、平気な顔して早梅の前に現れたり…。
成吾と早梅が10年前に一緒になれなかったから、二人を結びつけたいって言ってる割に、壱成には早梅を幸せにしたくないって言ったり、
支離滅裂で、何がしたいのか?何に恨みがあってこんなことをしているのか?いまだに分かりません。
事故にあって整形しなければいけなかったのを恨みに思ってるんですかね?
とにかく警察に突き出せば良かったのに、野放しになっているのが、だからこんなことになるんでしょう!ってイライラ、モヤモヤする回でした。
今回の評価は…