コロナ禍に放送された意義の大きさ…「TOKYO MER」最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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最終回に私めは素直に感動しました。

かなり強引なところやご都合主義なところもありましたが、やはりコロナ禍にこのドラマを制作し、放送する意義を強く感じさせてくれた最終回でした。






命を救うこと…その厳しさ、尊さを多くの国民が考えさせられた2021年の夏に、まさにジャストフィットした作品となりました。





TBS 日曜21時

「TOKYO MER~走る緊急救命室~」最終回


主演…鈴木亮平

脚本…黒岩勉

演出…松木彩





目の前に救うべき命があるのに救わない理由はない!

その信念から、テロリストの椿(城田優)すらも救ってしまった喜多見(鈴木亮平)は、





感謝されるどころか、その椿に最愛の妹、涼香(佐藤栞里)の命を奪われるという不条理な報復にあい、信念をズタズタにされてしまいます。





ま~無理もないですね。

そのショックから立ち直るには時間が必要で、





椿による多発テロが起きてもなかなか喜多見は出動せず、放送開始から50分以上過ぎてようやく現場に現れました。






待ってました~!って感じですね。

ヒーローは焦らして焦らして登場するのが王道ですから。






また、登場したのが、初回で喜多見を音羽(賀来賢人)が助けに来たシチュエーションの逆というのが、初回から見てきたファンにはたまりませんでしたね。





これまで協力してくれたレスキューやSITらはもちろん、敵対していた公安の月島(稲森いずみ)や白金大臣(渡辺真起子)まで、みな協力してくれての死者ゼロ、そして椿の逮捕は、ホントに感動的でした。





銃で撃たれた椿の命をまた救う喜多見の強靭な信念には頭が下がりました。

今度はもう椿に感謝してもらいたいですね。





TOKYO MERの解体を決める審査会での音羽の言葉は強く心に残りました。





「彼らはヒーローなんかじゃありませわん。MERのメンバーは単なる医療従事者です。彼らは誰かに褒められたいからでも、認められたいからでもなく、ただ目の前の命を救いたいという気持ちだけで行動しています」




「医療従事者の方々だけでなく、誰かのために頑張っているすべての人々と同じ存在です。そうした思いが結集すれば大きな力になります」






ホント、国や都のトップ、議員、官僚、役人に聞いてほしいですね。

いかに現場は頑張ってるのか…

あんたたちはどこまで本気に命を救おうとしているのか…





そんなメッセージを感じ取りました。

おそらく続編があるでしょうが、この夏に放送された意義の大きさはかけがえのないものだったと思います。






今回の評価は満を持して…