同じフジテレビでやった「アンサング・シンデレラ」の時もそうでしたが、病院薬剤師や、このドラマなら放射線技師を主人公にすると、
その活躍ぶりを描く時に、なんで医師じゃなく薬剤師や放射線技師がそこまでするのか?担当医師は何してんだ?ってことになるんですよね。
そこをもうちょっとうまくやってくれたら、もっと良くなるのに…と残念に思います。
フジテレビ 月曜21時
「ラジエーションハウスⅡ~放射線科の診療レポート~」第2話
主演…窪田正孝
脚本…大北はるか
演出…相沢秀幸
私めがこのドラマに望むのはせっかく放射線技師という、他の医療ドラマとは違う視点から描くのですから、彼らの仕事ぶりをしっかりと描いてほしいってことなんです。
そういう意味で、今回に関して言えば、てんかんの発作を起こす陸上エリート一家の息子の脳を丁寧に調べて、その発作が起きないようにすると、歩行がままならなくなることを読影するあたりは、せっかくイイ感じだったんですがね。
息子を陸上のトップ選手にしたい父親(眞島秀和)は抗てんかん剤の投与を続けて手術はさせないと言いはるんですが、
それを説得しようとするのが、なぜか放射線技師なんですね。
そこは担当医がやらないと…。
医師免許を持つ五十嵐(窪田正孝)は、父親を説得しようとして怒られ、院長(高嶋政宏)から出すぎたマネをするなと怒られちゃうわけです。
結局は妹から話を聞いたりして息子の気持ちに寄り添うようにすすめた広瀬(広瀬アリス)のファインプレーで、父親も受け入れてくれたんですが、
あまり、そちらに重きを置く展開はどうかなと思ってしまいました。
広瀬がヒントを得た柳田(きたろう)の方なんか担当医が全く出てきませんでしたからね。
放射線技師たちが検査結果をより細かく精密にしてくれて、手術しても歩行機能を傷つけずにすみそうにするあたりは良いな~と思いました。
そういう彼らなりのプロフェッショナルぶりをもっと見たいんです。
くれぐれも、甘春(本田翼)をめぐる五十嵐と辻村(鈴木伸之)の三角関係とか話をふくらませるのはやめてほしいです。
今回の評価は…