あえてコロナ禍を描くチャレンジ…「ドクターX 7」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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コロナ禍になってからも医療ドラマはありましたが、コロナ禍にある病院を舞台にした連ドラはありませんでした。




唯一、産業医がヒロインの「リモラブ」がありましたが、あちらは恋愛ドラマでしたからね。





2年ぶりの新シリーズとなったこのドラマは、勇敢にもあえてコロナ禍にある東帝大病院を描いてきました。





テレビ朝日 木曜21時

「ドクターX~外科医・大門未知子~」第1話


主演…米倉涼子

脚本…中園ミホ

演出…田村直己





このドラマをご覧になってこられた方には今さら説明するまでもないことですが、権威主義的な大学病院でフリーランスの未知子(米倉涼子)が痛快に活躍するエンターテイメント色の強い医療ドラマがこの「ドクターX」なわけです。





…ですから、とかく未知子にやりこめられる蛭間(西田敏行)や海老名(遠藤憲一)、加地(勝村政信)はデフォルメされたコミカル演技をするのがおなじみになっています。




その「ドクターX」らしさと、シリアスなコロナ禍はうまく両立するのか、そこがスタッフの腕の見せどころだなと思い初回を見ました。





結論から言うと感染者が減った今の状況になってからの放送で良かったなというのが第一の感想です。





これが夏の感染者急増で医療逼迫に放送だったら、何を不謹慎にふざけてるんだってことになっていたかもしれません。





東帝大病院は今やコロナ患者の受け入れが最優先で、本院は内科がはばをきかせていて蜂須賀内科部長(野村萬斎)が院長同然に力を持っています。





外科は古い建物の分院に押し込められ、蛭間は分院長、海老名は外科部長ですが、ないがしろにされています。





そんな東帝大病院に未知子はやってくるわけですが、未知子はコロナ禍でおびただしい死者が出たニューヨークで治療にあたっていたようです。





これまでとは違うシリアスさも盛り込んできたあたりが、新鮮といえば新鮮でした。





そのあたりのさじ加減は中園ミホの脚本、ぬかりはありません。





ただ気になったのはマスクをしたりしなかったりとか、ワクチン打ってるからとマスクしてない医師などいるのか?とか、大勢で回診なんてするか?とか、





細かいことは気にしてはいけないのかもしれませんが、コロナ禍という設定にしたことが、今後足かせになりそうで心配です。





今回の評価は…