何だか不思議なドラマです。
毎回、スナックに来た人とママ(原田知世)が一緒に歌を唄うのが決まりみたいですが、楽器が違うんですね。
前回はアコースティックギターで、今回はロールピアノ、次回はエレキギターみたいです。
今回はまさかの連弾、ピアノを弾きながら愚痴を歌うというシュールなシーンが見どころでした。
テレビ東京 金曜24時12分
「スナックキズツキ」第2話
主演…原田知世
脚本…佐藤久美子
演出…筧昌也
このドラマは1話完結のようでいて、実は連鎖していて、前回メインのコールセンターオペレーターの中田さん(成海璃子)は、
今回メインの安達さん(平岩紙)からのクレーム電話に苦しめられ、
その安達さんは次回メインの広告代理店社員の佐藤さん(塚地武雅)にバスの中でイヤな思いをさせられていたんですね。
人は自覚もなく、人を傷つけ、人に傷つけられているという負のスパイラルをこのドラマは描いているんですね。
そこが面白いと思います。
安達さんは総菜屋の店員で、もっといい形のを入れろとか、300グラムピッタリにしろとか、わがままを言う客には逆らえず、
パート仲間には、シフトを替わってと頼まれると断れず、バスで隣の人が股を開いて座っていても文句が言えません。
私めの妻がこの安達さんタイプで、妻がまだ働いていた頃はよく愚痴を聞かされていました。
押しの強い人に振り回されるタイプっていますよね。
安達さんはスナックキズツキでラッシーを飲み、ママと連弾で思いを歌にして、ちょっとスッキリしたようでした。
スナックキズツキはママが客に説教くさいことを言わないところが良いですね。
居心地が良くて初めての気がしない…
また来たくなる店。
そんな店が見つかるって良いですよね。
今回の評価は…