スターダストプロモーションという事務所は、目力を重視してスカウトしているのでは?と推測してしまうほど、男優、女優問わず目力の強い人が沢山います。
中でも是枝裕和監督にその目力を称賛され、主役に起用されたデビュー作品「誰も知らない」でカンヌ国際映画祭の最優秀主演男優賞を史上最年少で獲ってしまった柳楽優弥は、世界が認めた目力とも呼ぶべきもので、スターダストの中でもトップクラスの目力の持ち主です。
しかし、連ドラの主演自体少ない人なんですが、このドラマの主役である黒木は、ようやく柳楽優弥の目力を活かせる役がやってきたなというのが、私めの初回を見て第一の感想でした。
日本テレビ 土曜22時
「二月の勝者~絶対合格の教室~」第1話
主演…柳楽優弥
脚本…成瀬活雄
演出…鈴木勇馬
柳楽優弥演じる黒木は、業界大手の塾のスゴ腕講師だったのを中堅の塾の校長に引き抜かれ、そこを立て直すことになります。
生徒とその親は塾にお金をもたらすお客様と割り切る黒木の発言は、ドライかつ辛辣で、そこにまず私めは惹かれました。
中学受験で合格に必要なのは、父親の経済力と母親の狂気と言い切るあたりは、ブレない信念の強さがあって、
その言葉のインパクトを増幅させるのが柳楽優弥の目力でした。
現実のデータから立証する説得力もスゴくて、サッカー選手になるのと御三家に入学するのでは確率的にいかに違うかを
説明し凡人こそ中学受験をしろというのも、なるほどと思いました。
「ドラゴン桜」では桜木が「バカとブスは東大へ行け」」って言ってましたが
、今後難関中学は無理そうな生徒をいかに合格へ導くか興味はわきました。
原作マンガが十分に面白いんでしょうが、黒木ならではの合格への攻略をたっぷりと描いてほしいです。
脚本家がどこまで面白くしてくれるか気になります。
あと、黒木がどちらかといえば「陰」なので、井上真央が演じる新任講師は持って明るく演じてほしいなと、ちょっとそこは気になりました。
今回の評価は…