今回は冒頭いきなり10年後の同窓会ってことで、何が始まったのか?といぶかしく思ってたら、遠藤(神尾楓珠)と亀高(貫地谷しほり)が夫婦として登場。
このあたりからこの同窓会、ホントの同窓会じゃないなと分かり始め…
フジテレビ 土曜23時40分
「顔だけ先生」第3話
主演…神尾楓珠
脚本…櫻井智也
演出…原桂之介
そこからなぜ、そんな同窓会が開かれることになったかが説明されます。
実は父親が借金を作って失踪し、母親が余命わずかとなり、高校をやめ働くことにした市川(櫻井海音)が、
学校をやめる前に、10年後の自分たちをイメージした同窓会を開きたいと希望し、亀高が教頭(八嶋智人)にかけあい、実現したのでした。
その仮想同窓会に市川は幽霊姿で現れます。
イメージしたら生きる意味を失い、死んでると分かったからだというのです。
市川の事情が分かってからは、話はグッとシリアスになっていきます。
高校をやめずにすむ方法をすすめますが市川はそれを拒みます。
その後、母は死に、決まっていた仕事もなくなります。
これでもかとツラい状況に追い込まれていく市川。
演じる櫻井海音は実はMr.Childrenの桜井和寿の息子さんです。
本人はあまりそれを前面には出してないようですが…
ツラい状況を冷静に受け止めるしなやかな強さを淡々と演じ、その演技力に舌を巻きました。
こらえきれず泣き出した時にはもらい泣きしましたね。
一人食事をしていると仲間が来て笑顔を見せた時はホッとしました。
櫻井海音に興味を持たれた方は、現在テレビ東京で水曜深夜に放送中の「つまり好きって言いたいんだけど、」をご覧になってみてください。
大原櫻子演じるマネージャーが担当するスター俳優を色っぽく雰囲気ある演技で好演しています。
なかなか楽しみな逸材です。
さて、顔だけ先生の遠藤はかなりシビアなことも言ってましたね。市川との話では貧しくて新聞紙を食べた過去もあるようでした。
まだまだミステリアスですね。
何があったんでしょう。
今回の評価は…