お金がないと言えなかった瀧井くん…「スナックキズツキ」第4話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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カノジョの中田さん(成海璃子)にはそっけなく、会社の先輩の佐藤(塚地武雅)にもぞんざいな瀧井くん(小関裕太)





彼も傷つくことがあり、腹たちまぎれに石を蹴ってスナックキズツキの看板を壊してしまい、謝りに店に入って行きます。






テレビ東京 金曜24時12分

「スナックキズツキ」第4話


主演…原田知世

脚本…佐藤久美子

演出…湯浅弘章





瀧井は友人に頼まれ、運転手になって彼女とその友人と共にセレブのバーベキューに参加します。





そこは瀧井には場違いな場で、瀧井はみじめな気分になります。





スナックキズツキでトウコ(原田知世)は村上春樹の「ノルウェイの森」の一節で、お金持ちの最大の利点は「お金がない」と言えることだと言います。





瀧井は母子家庭で入学金に困り、志望する美大を受けなかった過去を思い出します。なぜ美大に行かないか友人に聞かれ、お金がないからと瀧井は答えられなかったんです。




バーベキューで高価な肉を食べても、食べた気がしなかった瀧井は、亡き母がよく作ってくれただし巻き卵をトウコが作ってくれて、それを食べながら涙を流すのでした。




金がないからと諦めたり、逃げたりしてしまったことがいかに多かったことか…





なんでこんな家庭に生まれたのかと恨んでしまったこともあったかもしれません。




だし巻き卵を食べて母の笑顔を思い出して、そんな思いを抱いた自分を悔いたんでしょうね。





小関裕太はそんな複雑な思いを繊細に演じてましたね。

この人、ただのイケメンと侮るなかれ、なかなかの演技力の持ち主です。





今回は歌や演奏ではなく、朗読でしたね。意表をつかれました(笑)





今回の評価は…