クリスマスがトラウマの黒川…「恋です!」第5話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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黒川(杉野遥亮)に好きと告白したユキコ(杉咲花)は黒川と水族館デートへ。

ほのぼのとイイ感じになったのですが…





日本テレビ 水曜22時

「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」第5話


主演…杉咲花

脚本…松田裕子

演出…内田秀実





クリスマスに水族館でイルミネーションをやるらしいからまた来ようねとユキコが言うと、黒川の表情が変わります。





その後も、黒川のことをまだよく知らないからもっと知りたいと、ユキコは母親のこととか軽い気持ちで聞くのですが、黒川は不機嫌になってしまいます。





声で様子が変だと察するユキコは

「ちゃんと話してよ」と言いますが、「話したくないことはあります」と、黒川は珍しく頑なです。





今まで見せたことない表情に、黒川の心の中の闇の深さを感じさせられました。





実は黒川が大好きだった母親は、クリスマスのイルミネーションを見に行こうと約束していたのに、ある日、置き手紙をして姿をくらましてしまったのです。





自分の大切な人はいつかいなくなってしまうというトラウマから、黒川はユキコにも心を閉ざしがちになってしまいます。




2人の仲を心配した空(田辺桃子)と青野(細田佳央太)が黒川を訪ねてきて、そのメッセージを獅子王(鈴木伸之)が代わりに黒川に伝えました。




うじうじするな…というそのメッセージにかぶせて、母親のことも知っている獅子王はしっかりしろと黒川を叱り、好きな人と思いが通じ合うなんて奇跡みたいなもんだろ!と勇気づけるのでした。





空と青野も、獅子王もホントみんないい人ですよね。





黒川はすべてユキコに話します。

それを受けてのユキコの言葉が泣けましたね。


「私はいなくなったりしない。黒川を一人ぼっちになんてさせない。見えるんだよ、この先もずっと黒川と歩いている自分が…」





このドラマは最終回の頃、クリスマスですから、2人でイルミネーションを見る素敵なシーンで終わってほしいなと思いました。





今回はそんな恋バナだけではなく、しっかりと視覚障害者の現実、健常者との関係の難しさも描かれました。

そこが私めがこのドラマを高く評価している理由でもあります。




白状を持っているから人から優しくしてもらえてズルいと言うハチ子(生見愛瑠)


障がいがあるから許してもらえると甘えてないかと不満を言う紺野(大友花恋)





なかなか正面きって障がい者に言いづらいことをあえて言わせて、ユキコにそれを真摯に受け止めさせ、





ユキコなりに考えて、彼女らと向き合い、話しあって理解してもらい、和解する。





なかなかできないことですが、それを成し遂げるユキコに、ますます視聴者は惹かれていくんです。




切ないのはまさかの黒川を好きらしい獅子王の片思い。

イズミ(奈緒)がベタ惚れですが、どうなりますか…





今回の評価は4.5に近い…