前回の艶っぽい女性がらみのコミカル路線から一転、今回は優(相葉雅紀)の母親りえ(小池栄子)の死にまつわるシリアスかつハードな感じになりました。
これにはいささか面食らいましたね。
そうなると佐々木蔵之介の方が立って、主演の相葉雅紀の良さは出しづらい方に進んでしまいますからね。
脚本の大石静は朝ドラ「オードリー」で佐々木蔵之介を起用し、彼の出世作にした人ですから、思い入れがあるんでしょうね。そう言えば段田安則も「オードリー」に出でましたね。
テレビ朝日 金曜23時
「和田家の男たち」第3話
主演…相葉雅紀
脚本…大石静、荒井修子
演出…深川栄洋
国土開発大臣として初入閣した清宮(高橋光臣)は将来の首相候補とされるホープですが、
優は母親りえが亡くなる前に、りえと秀平(佐々木蔵之介)が言い争っている時があり、その中で清宮という名が出ていたのを強烈に記憶しているのです。
しかし、秀平や寛(段田安則)に清宮ってどんな人？と聞いてもはぐらかされます。
そんな中、ネットニュースの取材に行った先で優は清宮に偶然に会い、因縁の相手と知らずにあいさつします。
しかし、２人が会ったことを知った秀平はりえが死んだのには清宮とその父が絡んでいることを優に明かします。
清宮家の不祥事を隠蔽するために、事故を装い、りえは殺され、自殺と処理されたようです。
復讐の機会を狙う秀平の黒い思惑を、佐々木蔵之介が闇を感じさせる目の演技だけで見せて見事です。
何だか、主役の相葉雅紀は美味しそうな料理やつまみを作る調理担当みたいにな
ってます。
フードコーディネーターが優秀なのか、このドラマに出てくる料理は、ホントおいしそうですね。
今回の評価は…